21/11/2019 1 記事を読む目安時間

加藤良三氏、熊崎勝彦氏がWBSC栄誉勲章を受賞 マックマン氏はゴールデンダイヤモンド勲章

栄誉勲章はWBSCが授与する最高位の賞。ゴールデンダイヤモンド勲章は野球・ソフトボール競技発展のため、画期的な事業や研究で偉大な功績を残した人物に贈られる。

WBSCは世界野球ソフトボールの創設と発展に貢献した人物に対してその功績を讃えてきた。今回のWBSC総会でも栄誉勲章と、さらに今回初めてゴールデンダイヤモンド勲章の受賞者が発表された。

栄誉勲章は加藤良三元コミッショナー氏と熊崎勝彦前コミッショナーの両氏に贈られ、ゴールデンダイヤモンド勲章にはデール・マックマン氏に贈られた。

栄誉勲章

WBSC栄誉勲章はWBSCが授与する最高位の賞で、野球・ソフトボール競技発展のため、偉大な功績を残した人物に贈られる。これまでレイナルド・ゴンザレス・ロペス氏、ドン・ポーター氏がこの賞を授与した。

加藤良三氏は日本の弁護士で外交官としてキャリアを築き、2001年から2008年には駐米大使を務めた。その後日本プロ野球(NPB)のコミッショナーに任命。NPBの国際野球への参加に貢献、2013年IBAF総会の日本開催を実現させた。

熊崎勝彦氏前コミッショナーは2014年からNPBコミッショナーを務めた。プレミア12実現に大きな役割を果たし、2020オリンピックへの野球復活にも尽力した。

ゴールデンダイヤモンド勲章

WBSCゴールデンダイヤモンド勲章は野球・ソフトボール発展のため競技の新しい視野を開いたり、画期的な事業や研究で卓越した功績を残した人物に贈られるもの。この勲章をWBSCが授与するのは今回が初めて。

デール・マックマン氏は深くソフトボールと関わった人物。ブリティッシュコロンビアソフトボールの会長を1986年から1990年、カナダソフトボール連盟の会長を1990年から2001年まで務めた。国際ソフトボール連盟(ISF)に1993年に初めて入り、同連盟初の北アメリカ副会長を2009年まで務めた。またマックマン氏は2013年にISFの会長に2013年から2017年任命され、この時期、野球・ソフトボールの将来の新たな構想を戦略的に計画するなど果敢に野球・ソフトボール連盟統合に尽力し指揮した。