ブラジル・サンパウロでWBSC U-18女子ソフトボールワールドカップ グループラウンド開催
21/11/2023 1 記事を読む目安時間

ブラジル・サンパウロでWBSC U-18女子ソフトボールワールドカップ グループラウンド開催

WBSCソフトボールワールドカップがブラジルで初めて開催されることになった。ブラジルは女子ソフトボールワールドカップ(全カテゴリー)を開催する16カ国目、男子ソフトボールワールドカップを含めると20カ国目となる。

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、WBSC U-18女子ソフトボールワールドカップのグループステージを構成する3グループのうちの1つの開催権をブラジルのサンパウロに授与した。ブラジル野球・ソフトボール連盟(CBBS)は、2024年7月23日から27日までミエニシ市民球場でグループラウンドを開催する。

サンパウロ中心部のボム・レティーロ地区にあるミエニシ市民球場がグループリーグ19試合の舞台となる。このスタジアムは1958年、日本人のブラジル移住50周年を記念して建設され、これまでに 1963年のパンアメリカン大会では野球競技、2002年の南米大会では女子ソフトボール競技と、2つの複合競技大会が開催された。

2023年4月、ミエニシ市民球場は、ハイビジョン放送基準を満たすため、エネルギー効率の高い新しい照明システムを導入。さらに世界レベルのソフトボール大会としてWBSCの基準を満たすため、人工芝などの改修が行われる。

最近導入された新たな2ステージ制のもと、合計18の参加チームが3グループに分けられ、2024年のグループステージで大会が開幕する。各グループの最終順位上位2チームとワイルドカード2チームが、2025年に開催される決勝大会に進出する。

2ステージ導入で多くの国でのワールドカップ開催が可能となり、ソフトボールの国際アピールも広がった。ブラジルは、WBSCソフトボールワールドカップを初めて開催し、女子ソフトボールワールドカップ(全カテゴリー)を開催する16番目の国となる。また、男子ソフトボール・ワールドカップと合わせると、ブラジルは20番目の開催国となる。

同時にブラジルは、メキシコ(1966年男子ソフトボールワールドカップ、2023年U-18男子ソフトボールワールドカップ)、エルサルバドル(1978年女子ソフトボールワールドカップ)、ベネズエラ(2010年女子ソフトボールワールドカップ)、アルゼンチン(2012年U-19男子ソフトボールワールドカップ、2023年U-23男子ソフトボールワールドカップ)、ペルー(2021年U-18女子ソフトボールワールドカップ)に続き、南米で4カ国目、ラテンアメリカで6カ国目のソフトボールワールドカップ(カテゴリーを問わず)開催国となる。

U-18女子ソフトボール・ワールドカップ(旧称:ジュニア女子ソフトボール世界選手権、U-19女子ソフトボールワールドカップ)は、これまで5大陸すべてで開催されてきた。女子ソフトボールユース国際大会が最後に行われたのは2021年のペルーのリマ大会で、アメリカがチャイニーズ・タイペイを1-0の接戦で破った。

WBSC U-18女子ソフトボール・ワールドカップ・グループステージのグループ開催により、世界ランキング16位のブラジルが9番目の出場権を獲得した。世界ランキング6位のイタリア、9位のチェコ、21位のアイルランドはヨーロッパ大陸代表として、2位の日本、4位のチャイニーズ・タイペイ、15位の中国はアジア代表として、32位のニュージーランドと10位のオーストラリアはオセアニア予選からの出場となる。アメリカ大陸予選とアフリカ予選の日程はまだ決まっていない。

WBSC U-18女子ソフトボールワールドカップ・グループステージのグループ組み分け、他の2つのグループの開催地と日程は、後日発表される。