フトボールでオリンピック競技が開幕 日本はオーストラリアに5回コールド勝利
21/07/2021 1 記事を読む目安時間

フトボールでオリンピック競技が開幕 日本はオーストラリアに5回コールド勝利

日本は3本塁打3でオリンピック白星発進。

ソフトボール競技復帰となる歴史的なこの日、東京2020オリンピック全競技に先駆けて、日本とオーストアリア戦でソフトボール競技が福島で開幕した。日本は本塁打3発でオーストラリアを5回8対1で下し、金メダル連覇に一歩駒を進めた。

1回表、オーストラリアが押し出しでオリンピック初得点。先頭M.コックスがフルカウントから内野安打で一塁。続いて上野は1四球と1死球を出し、オーストラリアは満塁チャンス。上野はC.フォーキンに内角ギリギリを繰り出そうとするもこのライズボールも死球に終わり、フォックスがオリンピック初得点の1点目を入れた。その後上野はこの1失点に抑え、T.ステプトを奪三振、J.ウォールをゴロに仕留め切り抜けた。

1回裏、日本が同点ラン。ツーアウトから内藤実穂が四球で一塁、パスボールで二進すると、山本優の右翼への安打で生還し同点に追いついた。

3回、4回ではオーストラリアの守備エラー2つを絡めて日本は3得点。3回原田のどかがS.マクマヌスのエラーで一塁。内藤みのりが東京2020の初本塁打をセンター高く打ち上げ、日本は一気に3対1にリードした。

4回裏、藤田倭が左翼へ伸びるショットを放ち山崎咲(エラーで一塁へ到達)とともに生還。さらに原田のどかのセンター犠牲フライで山田恵理も得点し6対1に点差を開いた。

5回表、若手有望選手の後藤希友(U-19女子ソフトボールワールドカップ2019銀メダル獲得投手)が上野に代わりサークルに立つが、緊張ですぐに2アウト満塁の危機。しかしオーストラリアはこの得点機を活用できず、後藤はフォーキンを奪三振に倒して危機を逃れた。

5回裏、この回先頭の内藤が四球、スラッガー山本優が日本3発目の本塁打を放つと試合は7点差の8対1となり、日本のコールド勝利が決まった。

勝利投手は上野、4.1イニング投球、2被安打、1失点、7奪三振。後藤は0.2 イニング、1四球、1奪三振。敗戦投手はK.パーマビー、3イニング、4被安打、6失点(自責点2)。