両親はグランドスラムのシングルで合わせて30回の優勝を達成したテニス界のレジェンドだが、息子のジェイデン・アガシはテニスの道を選ばず、野球選手への道に進んだ。
「野球が大好きなんです。チームメートが好きです仲間とともにもがき、戦います。どの試合もいつも新しいチャレンジの連続ですが、それを乗り越えることに魅力を感じます。」とジェイデンはコメントした。
ジェイデンは2001年10月26日生まれ。身長191センチ、体重96キロの三塁手兼右投げ投手だ。
スカウティング専門プラットフォームPerfectgame.orgでは、アガシのことを「マウンドでは変化球を巧みに投げ、打撃能力は天井知らず、守備ではいつでもジャンプしている。」と評している。
ジェイデンを彼の生まれ故郷ネバダでリクルートしたBrad Maloffコーチは、ジェイデンの変化球を褒め称えた。「素晴らしい、彼の決め球だ。」
スカウト陣はジェイデンの打撃にも注目している。
「彼は実力を備えた稀有な才能の持ち主です。」とメジャーリーグベースボール (MLB) の人材評価担当者は語った。
MLBアマチュアドラフトは6月10日と11日が予定されている。2020年は5巡までに制限されており、ジェイデンは右肘靱帯断裂のためトミー・ジョン手術を受けなければならない。
ジェイデンはドラフト指名されるほどまだ結果を出していないと感じているようだ。そのために南カリフォルニア大学でプレーすることを決めた。
これまでジェイデンは有名人の父を誇りに思うことができた。
両親のことを質問すると、テニスレジェンドの両親を持つことを幸福に思うとこと答えた。必要な時には両親の助言があったという。「影響を受けたことの一つは彼らの仕事に対する倫理観です。若いうちからそれを教えられたことは大きいと思います。何かでトップに立つためには多くの苦労を必要とすることを学べたことに感謝しています。」と語った。