WBSCポッドキャスト「The Global Game」今月版のゲストはニュージーランド代表ソフトボールチーム「ブラックソックス」主将コール・エバンスだ。司会者のTyler Maunがエバンスに世界のソフトボールの状況、ニュージーランドで開催予定のソフトボールワールドカップ2022、ブラックソックスの主将に指名されたことなどについて語った。
エバンスはワールドカップに出場できたことを「最高の経験」と形容しているが、自国で開催されることはそれ以上にエキサイティングだと語っている。「それに、世界中のソフトボール関係者らも再びソフトボールの国際大会が行われることを待ち望んでいると思います」と加えた。
遊撃手エバンス曰く、ソフトボールの世界的な水準は上がっており、オークランドでのワールドカップは熾烈な争いとなるだろうという。「国際的にもこれだけ競争力の高い競技はないのではないでしょうか。ワールドカップの優勝候補となりうる国が7、8チームは挙げられると思います」と語った。
「もちろんカナダは強いし、日本、アルゼンチンは前大会の決勝まで登りつめました。オーストラリアももちろんですが、ヨーロッパならチェコも強敵です。アメリカ大陸だったら競合はメキシコが強豪でしょうか。優勝してもおかしくないチームがたくさんあります。世界の男子ソフトボールの水準は特に高いと言えるでしょう」
エバンスにとってシニアワールドカップはこれで4度目の出場となる。2015年に国際大会でデビューし、17歳の時にカナダのサスカトゥーンで行われたワールドカップでは銀メダルを獲得した。その2年後の2017カナダのホワイトホース大会では優勝。2019年のWBSC世界男子ソフトボール選手権大会では遊撃手レギュラーとして出場し、ブラックソックスは4位に終わった。
4位という結果に終わったプラハ大会だったが、エバンスはすごくよかったと語る。「ヨーロッパでソフトボールができることは素晴らしい経験でした。魅惑的な都市を訪れることはそうないので、プラハという街を訪れることができたことは嬉しかったです」
ブラックソックス11代目キャプテンのエバンス
ナーサン・ヌクヌクの引退後にエバンスが代表主将に指名された。これまでもジャレド・マーティン、ライス・チェルシー、マーク・ソレンソンなど数々のレジェンドたちが主将を務めてきた。「過去の素晴らしい主将たちと比べられたくないので、あまり主将について語りたくないんですが、自分なりのベストを尽くしています。お手本に倣って率いていくことができればいいと思います」
ブラックソックス内野手のエバンスは経験豊かな選手たちがチームにいてラッキーだともいっている。特にベンやトーマス・エノカ、ジョエル・エバンス、ジョッシュ・バティットは過去3、4回のワールドカップで一緒にプレーした。「主将としても彼らがいてくれると本当に楽です」と語った。