東京2020 日本、アメリカが無敗 オリンピック2日目は全試合が1点差で決着
22/07/2021

東京2020 日本、アメリカが無敗 オリンピック2日目は全試合が1点差で決着

大会2日目の3試合は全て一点差で終わった。オーストラリアが今大会初白星。

東京2002オリンピックソフトボール競技第2日目は3試合とも一点差に終わり、競争力の高いこれらの試合がこの10年でいかにソフトボールが国際的に発展したかを証明した。

「今日のスコアを見ると、どれも接戦でした」とオーストラリアのレイング・ハロウヘッドコーチは語る。「もっと得点板に点が表示されるのをみたいですね。投手のレベルの高さを示していると言えるでしょう。世界クラスの彼女らからヒットを打つのは難しいことです」

二日目の試合を終え、日本とアメリカは無敗のまま。オーストラリアは初勝利を収め、イタリアとメキシコはまだこれから初勝利を狙う。

モニカ・アボットがわずか1安打を許すのみの完投で、アメリカはカナダに1対0で勝利した。序盤2回で5名のランナーを残塁させたアメリカだが、指名打者アマンダ・チデスターが先発サラ・グロンウェゲン から放ったヒットで勝ち越し点を入れた。

「試合はとても楽しく、初めてのオリンピックはとても良い気分です」とモニカ・アボットは答えた。「アメリカとカナダはいい試合ができたと思います。彼らは私たちのことをよく知っているので、ベストを尽くし、チャンスを捉えて勝つだけでした。彼らが打とうとした時こそ私はストライクのチャンスだと思いました。よくバットを振ってくれたのでよかったと思います」

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伝説の投手上野はこの日39歳を迎えたが、日本は序盤競り合いの続く試合となった。しかし延長8回スクイズで勝ち越し点をもぎ取りメキシコに3対2で勝利。メキシコのアニサ・ウルテスは5回本塁打、さらに7回タイムリーを放った。後藤希友が7回から救援にたち8回も無失点に抑え勝利投手。

「上野さんが試合の最初を抑えてくれましたので、自分は自分のベストを尽くすだけでした。チームメートのことを信頼していましたので、自信を持って投げられました」と後藤はコメントした。

日本の宇津木麗華ヘッドコーチは20歳の後藤をマウンドに送るという難しい決断を下した。

「とても大切で、負けることのできない試合でした。後藤についてはあの状況で送ることは大変だろうとわかっていました。みんな彼女がどんなに活躍したかを知っていますから、私が彼女を褒める必要もありません」と宇津木コーチは語った。

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カイア・パーナビーがグレタ・チェケッティとの投手戦を制し、オーストラリアはイタリアに1対0で勝利して今大会初白星を決めた。オーストラリアは2回ジェイド・ウォールがツーアウトから内野安打を飛ばし勝ち越した。7回裏最後に走者2名の危機でエレン・ロバーツはマルタ・ガスパロットを三振に仕留めセーブを勝ち取った。

「一人の投手として、守備の活躍を見るのが好きです。今日は素晴らしい援護をしてくれ、いい結果を出せたと思います」とパーナビーは振り返った。

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オリンピックソフトボール競技3日目は7月24日(土)日本時間午前10時より横浜スタジアムで行う。対戦カードはオーストラリア対カナダ、アメリカ対メキシコ、日本対イタリア。