日本プロ野球(NPB)斉藤惇コミッショナーは優勝したスワローズを祝福し、日本シリーズが成功裏に終了できたのはチームスタッフ、医療従事者やエッセンシャルワーカー、ファンの皆様のおかげだと感謝した。
第6試合は5時間12イニングにおよぶ激戦だった。スワローズは二死で代打の川端慎吾がオリックスの6人目の投手吉田凌から決勝打を放った。
日本シリーズの試合は12イニングまでと決められているため、引き分けに終わっていたら第7試合に突入するはずだったが、スワローズが12回に勝利を決めてこれを回避した。
スワローズの高津臣吾監督は「シーズンからずっと彼(川端)のひと振りに頼りっぱなし。勝つことがなくなってしまうところで当たりはよくなかったが、いいバッティングだった」と共同通信に語った。
川端はWBSCプレミア12 2015では日本代表として3試合に出場。7打数2安打だった。
ヤクルトの抑えスコット・マクガフは10回二死でマウンドに上がり、7つアウトをとってセーブ。
マクガフはアメリカ代表で東京2020オリンピックでは銀メダルを獲得。今季セーブ31、日本シリーズ中は成績が上下した。第一試合はセーブをとったが、第5試合は9回本塁打を元メジャー・オールスターのアダム・ジョーンズに打たれ、バファローズに勝利を奪われた。マクガフはまた第3試合と第4試合でも続けてセーブを獲得した。
2012年以来のセリーグ優勝となったスワローズにはその他にも多くの選手が活躍した。ドメニカ共和国のスラッガー、ドミンゴ・サンタナは第3試合7回に本塁打を放って勝ち越し点を入れ、ベネズエラの一塁手ホセ・オスナは第4試合で同点を破った。第4試合では41才・左投げ石川雅規が日本シリーズで初の白星。石川は2015年日本シリーズではスワローズで2敗を喫した。
WBSCプレミア12の侍ジャパンの一人でスワローズの捕手・中村悠平がシリーズMVP。
新型コロナウイルスの影響で会場は50パーセントの入場制限があったが、6試合で合わせて117,373人の観客を動員した。
日本シリーズ2021 結果
オリックスバファローズ 対 ヤクルトスワローズ 4-3
ヤクルトスワローズ 対 オリックスバファローズ 2-0
ヤクルトスワローズ 対 オリックスバファローズ 5-4
ヤクルトスワローズ 対 オリックスバファローズ 2-1
オリックスバファローズ 対 ヤクルトスワローズ 6-5
ヤクルトスワローズ 対 オリックスバファローズ 2-1
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