世界野球ソフトボール連盟は本日、7月29日(金)から台湾・台南のアジア太平洋国際野球場で開催されるWBSC U-12 野球ワールドカップの11チーム対戦表を新たに発表した。
オセアニアを代表するグアム(世界38位)が新型コロナウイルスによる規制のため第6回U-12野球ワールドカップの出場への棄権を余儀なくされた。
WBSCは最終段階での代替チームを見つけることは困難と判断し、12チーム出場を予定していたWBSC U-12野球ワールドカップは11チーム出場に縮小して行われる。
アフリカ(1枠) 世界26位南アフリカ(世界26位)
アメリカ大陸(5枠) メキシコ(4位)、アメリカ(5位)、ベネズエラ(6位)、ドミニカ共和国(7位)、パナマ(13位)
アジア(3枠) 日本(1位・前大会優勝)、チャイニーズタイペイ(2位)、韓国(3位) ヨーロッパ(2枠) チェコ(14位)、イタリア(17位)
グループA チャイニーズタイペイ、メキシコ、ベネズエラ、イタリア、南アフリカ、パナマ
グループB 日本、韓国、アメリカ、チェコ、ドミニカ共和国
オープニングラウンドは1日5試合。開幕戦は現地時間午前10時30分から始まる強豪メキシコとベネズエラの対戦。
開催国のチャイニーズ・タイペイの初戦は、現地時間午後6時30分からの開幕日最終でイタリアと対決。
グループラウンド終了後、上位3チームが8月4日から6日まで予定されるスーパーラウンドに進み、他の6チームは順位決定戦を行う。
8月7日(日)にスーパーラウンドの上位2チームがU-12世界王者決定戦、3位と4位のチームが銅メダル決定戦を行う。
12歳以下の世界選手権は他競技に存在しない稀有な大会だ。このU-12 野球ワールドカップを主催するWBSCがこの年齢カテゴリー国際大会を主催する唯一の国際競技統括団体となる。
第一回 U-12 野球ワールドカップは2011年に実施。これまで優勝歴があるのはアメリカ(3回)、チャイニーズタイペイ(2回)のみ。銀メダルはチャイニーズタイペイ3回、キューバと日本は1回。銅メダルはベネズエラ、日本、ニカラグア、メキシコ、キューバの5チームが獲得している。
これまでのU-12野球ワールドカップは全て台北(2011年と2013年)、台南市(2015年、2017年、2019年)と台湾で開催。今後も2027年までの3大会(台南で2023年、2025年、2027年)が台湾で開催される予定だ。
WBSC U-12野球ワールドカップの本拠地となる台南アジア太平洋国際野球場は、この年齢カテゴリーのために設計された競技施設。1億3000万ドルを投資して建設され、2019年7月30日に開場した。