カサス、オースティンの本塁打でアメリカがドミニカ共和国に3対1勝利で準決勝進出へ
04/08/2021 1 記事を読む目安時間

カサス、オースティンの本塁打でアメリカがドミニカ共和国に3対1勝利で準決勝進出へ

トリストン・カサスとタイラー・オースティンがそれぞれ本塁打を放ち、米国の3得点全てを入れた。アメリカは韓国対日本戦の敗者チームと第2準決勝で戦う。ドミニカ共和国は銅メダル決定戦に進む。

トリストン・カサスの3試合連続本塁打とタイラー・オースティンの5回ソロ本塁打で、世界4位アメリカが7位ドミニカ共和国に3対1で勝利し、明日の東京2020オリンピック野球競技第2準決勝に駒を進めた。ドミニカ共和国は安打数ではアメリカ打線を優ったが、カサスとオースティンの本塁打が勝負を分けた。

MLBオールスター3回出場で今季はサンフランシスコ・ジャイアンツで2試合出場したメジャーリーグベースボール(MLB)13年のベテラン選手スコット・カズミアーが先発し5イニング投球。2被安打、1四球、5奪三振で勝利投手。

ドミニカ共和国の2安打のうちの1本目は1回エリック・メヒアのレフトへのポテン二塁打。ドミニカ共和国はエラーと四球を絡めて一死満塁のチャンスを作るが、これをアメリカのカズミアーがゴロで2打者を仕留めて危機を回避した。

アメリカの最初の攻撃ではオースティンが一死から四球で出塁すると、トリストン・カサスが中越本塁打を放ち、一気に2対0にリードした。これでWBSC U-18野球ワールドカップ2017MVPのオースティンは3試合連続で本塁打を記録。一方、カサスはイスラエルのダニー・バレンシアと並ぶ最多本塁打数(3本)、最多打点数は4試合8打点で首位についている。

ドミニカ共和国の先発デニ・レイエスが敗戦投手(4イニング投球、2被安打、2失点)。自身のたった一つのミスが仇になりカサスに被弾した。

5回裏、ガブリエル・アリアスがレイエスの救援に立つが、アメリカの指名打者タイラー・オースティンがセンター超え本塁打を放ち、アメリカは3対0に点差を開いた。

アメリカのブルペンは9回までブランドン・ディクソン、スコット・マクガフ、アンソニー・ゴースが継投リレーでドミニカ共和国の打線を封じた。

9回、マイク・ソーシア監督はデビッド・ロバートソンをセーブに送る。右投げロバートソンは最初の2打者は素早く倒すが、チャルリエ・バレリオに本塁打を被弾。最後はジェイソン・グズマン四球、イエフリ・ペレス三振で試合を締めた。

これでアメリカは第二準決勝に進む。対戦相手は今夜行われる第一準決勝世界1位日本対3位韓国戦の敗者チーム。ドミニカ共和国は正午から始まる銅メダル決定戦に進む。