ワールドゲームズソフトボール競技 アメリカが優勝&女子ソフトボール世界王者三連覇
14/07/2022 1 記事を読む目安時間

ワールドゲームズソフトボール競技 アメリカが優勝&女子ソフトボール世界王者三連覇

東京オリンピック決勝との決定的な違いは、2回裏にJanae Jeffersonが放った3ラン二塁打だった。

2回裏Janae Jeffersonの走者一掃の3点二塁打が決定打となり、アラバマ州バーミングハム決勝でのアメリカ女子代表ソフトボールチームの勝利が決まった。アメリカは日本を3対2で下し、金メダルだけでなく、女子ソフトボール世界タイトルも獲得した。決勝はフーバーメットスタジアムに集まった8200人の観衆の前で行われた。

アメリカは安打と四球で満塁の得点機を作ると、二死3−1カウントでJeffersonが左中間を破る走者一掃の3点二塁打を放った。

「Jeffersonが彼女らしくプレーしているのを見るのは本当に楽しかったです」と、今夜の試合のリリーフ投手アリソン・カルダは試合後の記者会見で語った。 「本当に試合を楽しんでいたし、自由にチームにとって必要なことをしていました」

日本はその直後に反撃し1点目を入れた。走者二塁二死、一塁手内藤実穂がセンターヒットで川畑瞳が得点。さらに日本はこの試合2度目の満塁となるが、モニカ・アボットが立て続けにゴロアウトで危機を切り抜け日本の得点を食い止めた。

日本は最初の4打席10残塁、安打数もアメリカの5安打を凌ぐ8安打だった。

5回表、日本は坂本結愛のタイムリーで1点追加、ヘザー・ターヘッドコーチはアボットに代わりカルダを救援に立たせた。カルダは3回7奪三振、1被安打、1四球。

カルダの高く打ち上がったポップフライキャッチで大会が終了した。「私はすぐに呼び声をあげたんですが、思ったよりも高い打球だったし、ライトも眩しくて。それでも絶対取る!と思っていました。キャッチした瞬間は何も考えられなくて、しばらく勝利に興奮していました」と振り返った。

日本の藤田倭は2回投球、4被安打、3失点。三輪さくらは2回1安打を許し、後藤希友は2回無失点、1奪三振。

アメリカはこれで3連覇、12度目の女子ソフトボール世界タイトル獲得、日本は6度目の準優勝となった。