東京2020オリンピック予選はカナダ、中国、チャイニーズタイペイ、イタリア、日本、オランダ、アメリカで開催
東京2020オリンピック予選はカナダ、中国、チャイニーズタイペイ、イタリア、日本、オランダ、アメリカで開催
【イタリア・ローマ】世界野球ソフトボール連盟 (WBSC)は今日、東京2020オリンピック競技会の6つの予選大会の開催地とその日程を発表した。
WBSCが決定したのはオリンピック野球予選とソフトボール予選それぞれ3つ。オリンピック野球予選はチャイニーズタイペイ、イタリア、アメリカで、ソフトボール予選はカナダ、中国、オランダで開催される。
「2019年と2020年のこの2年間は国際野球・ソフトボールの歴史にとって重要な時期となります。」とWBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は語った。「オリンピック予選の開催地と日程が発表され、選手をはじめ国内連盟やリーグなどの野球関係者やファンのみなさんにとってにようやく東京2020への道が見えてきました。金メダルを目指して戦うオリンピックの試合は、野球もソフトボールも大きな話題となることでしょう。」と加えた。
イタリア国内オリンピック委員会(CONI)の本部にて開催地が誘致のプレゼンを行い、その後WBSC執行役員が決議した。
野球競技 東京2020オリンピックへの道
最初のオリンピック野球予選は9月18日~22日までボローニャとパルマで開催。2019ヨーロッパ野球選手権大会の上位5チームとアフリカのトップチームが出場し、アフリカ/ヨーロッパ予選で1枠を争う。
今年度最大の国際野球大会、WBSCプレミア12® 2019(11月2日~17日)は現在のところ東京オリンピック出場国2枠を決める予定で、アジア/オセアニア大陸上位1か国(日本を除く)、アメリカ大陸の上位1か国がオリンピック出場権を手に入れる。但し、今回のローマの決議では、アジア・オセアニアのチームがプレミア12で上位6か国に残らなかった場合、オリンピック出場権1枠はプレミア12ではなく最終予選で決定することになった。
8チームが競合するアメリカ大陸予選はアリゾナにて2020年3月に行われ(USAベースボール主管)、優勝チームがオリンピック行きを決める。
出場チーム
- WBSCプレミア12 2019でオリンピック予選行きを逃したアメリカ大陸からの代表チーム
- パンアメリカン競技大会リマ2019の上位2チーム(プレミア12出場チームはカウントしない)
オリンピック野球の最終予選は台北市にて開催(中華民国野球協会が主管)。このインターコンチネタル大会では世界の6チームが東京オリンピック2020のこりの1枠(もしくは2枠)をかけて戦う。
出場チーム:
- アフリカ/ヨーロッパ予選(イタリア)の最終順位2位のチーム
- アメリカ大陸予選(アリゾナ)の最終順位2位と3位のチーム
- アジア選手権大会2019(すでにオリンピック出場を決めたチームを除く)の上位2チーム
- オセアニア予選2019の優勝チーム
ソフトボール競技 金メダルへの道
最初のソフトボール競技オリンピック予選は7月23日から28日オランダのユトレヒトで開催する。8チームが出場するこの予選はオランダ野球ソフトボール連盟 (KNBSB)が主管し、東京オリンピック2020出場の1枠を争う。出場するのはヨーロッパ選手権大会の上位6チームとアフリカのトップ2チーム。
アジア/オセアニア予選は9月24日~29日まで上海で開催。中国ソフトボール協会が主管。この予選ではアジア競技大会から6チームとオセアニア2チームの計8チームが対決し、東京2020予選の残りの1枠をめぐって戦う。
アメリカ大陸オリンピック予選は8月25日から9月1日までカナダのバンクーバーにてカナダソフトボール連盟主管で行う。16か国の代表チームが出場し、上位2チームが東京オリンピック出場を決める。
アメリカソフトボール代表チームは、昨年WBSC世界女子ソフトボール選手権大会(千葉)で優勝し、最初に東京オリンピック出場を決めた。
オリンピック開催国の日本は自動的に東京オリンピックの野球・ソフトボール競技出場が決まっている。