WBSC プレミア12 放映権獲得のVideoland  台湾史上初の大規模な番組放送
21/08/2015 1 記事を読む目安時間

WBSC プレミア12 放映権獲得のVideoland  台湾史上初の大規模な番組放送

スイス・ローザンヌ — 世界野球ソフトボール連盟 (WBSC) は今日21日、台湾の大手スポーツ専門のケーブルテレビ局Videolandが今年開催されるWBSCプレミア12™の台湾での放映権を獲得したと発表した。WBSCプレミア12™は今年11月8日から21日に日本と台湾で開催される国際的な野球大会。

スイス・ローザンヌ — 世界野球ソフトボール連盟 (WBSC) は今日21日、台湾の大手スポーツ専門のケーブルテレビ局Videolandが今年開催されるWBSCプレミア12™の台湾での放映権を獲得したと発表した。WBSCプレミア12™は今年11月8日から21日に日本と台湾で開催される国際的な野球大会。

ケーブルテレビ局Videolandがホストテレビ局となり、台湾で行われるプレミア12のオープニングラウンド、準々決勝を放映する。開催地は台中インターコンチネンタル野球場、桃園国際野球場、台北市天母野球場、斗六野球場の四ヶ所。

Videolandは大々的に番組を組む予定で、一日あたり6試合まで同時放送する。台湾史上でもこれだけの規模でスポーツイベントを扱うのは初となる。

11月開催のこのWBSCプレミア12は今年最大の野球イベントで、総額数百万ドルの賞金が約束され、世界ランキングの格付けに大きく左右する。WBSC野球世界ランキングの強豪12カ国から世界中のプロ選手メンバーが集結して対戦する。

WBSCリッカルド・フラッカリ会長は「Videolandとの提携を嬉しく思う。開催が楽しみだ。台湾トップのスポーツ専門チャンネルがホスト放送局となってくれるおかげで、世界中の視聴者たちは最高のクオリティ画像で、世界12カ国が戦うプレミア12の国際野球試合をわかりやすく楽しむことができるだろう。」と喜びのコメントを発表した。

またVideolandのジェイ・チェング会長は「VideolandはWBSCを代表するこの新しいトーナメントの番組放送を任せていただくことを大変光栄に感じています。WBSCプレミア12の番組はVideolandでもこれまで扱ったことのない大きなスケールの番組になる予定です。Videolandは生放送や特別番組を組むなど台湾中の視聴者たちの大きな要望にこたえていきたいと考えております。プレミア12でケーブルテレビVideolandの視聴率新記録を目指します。」

すでに、日本の大手テレビ放送局TBSとテレビ朝日が日本での放送権を持ち、11月8日に行われる日本対韓国の開幕戦(札幌ドーム)、19日から21日まで東京ドームえ行われる準決勝と決勝戦を放送することが先に発表された。TBSとテレビ朝日は2015 WBSCプレミア12全試合を全国無料放送する権利を獲得した。

Videolandとの合意は今回のプレミア12だけでなく、すでに大阪でもうすぐ開催予定の2015 U-18W杯の放映権、来年日本で行われるU-15W杯、さらにメキシコで行われるU-21W杯の放映権もWBSCより獲得している。Videolandは先日台南市で行われたU-12W杯のホスト放送局でもあり、2017年、2019年の U-12W杯(同じく台南市で開催)も放送する予定だ。

ジェイ・チェング会長は「ベースボールワールドカップ放送に取り組ませていただけることは、ライブ放送のあり方、特別番組など長期的な成長戦略にも大きく関わっていくことです。視聴者のみなさまを満足させることができるようVideolandは真摯に取り組んでいきたいと考えております。」と加えた。

WBSCのフラッカリ会長もまた「Videolandとの合意は野球スポーツ世界発展への新たな一歩です。野球がナショナルチームという単位で今まさに世界にアピールしている前例なき瞬間を迎えています。VideolandとはU-12からプロの成人トーナメントまで広範囲に提携しております。これほど大きな提携はWBSCにとっても初めてですが、これはオリンピック種目復活にとっても大きな意味があでしょう。こうした大きな発展のおかげで、2020年そしてさらにその先の未来にむかって野球が世界的ポジションの確立ができるよう前進し続けるのです。」と歓呼して答えた。

 

野球およびソフトボールは、2020年東京オリンピックの追加提案される8種目のひとつとなっている。これは昨年12月に規定されたオリンピック・アジェンダ2020に基づいたもので、オリンピック開催国は現在五輪種目ではない競技種目のうち開催国や世界で若い人たちや観客を惹きつける種目を追加することができる。