アスリート委員会 新メンバーを加え新たなスタート
04/12/2019 1 記事を読む目安時間

アスリート委員会 新メンバーを加え新たなスタート

オランダのRandolph Oduberが新たに男子野球アスリート代表、アルゼンチンのBruno Motroniが男子ソフトボールアスリート代表に決まった。アスリート委員会はマリア・ソート(ベネズエラ女子ソフトボール)とジャスティン・ヒューバー(オーストラリア男子野球)が共同委員長を務める。

WBSCアスリート委員会は全ての投票選出を終えて全メンバーが揃った。今後は野球、ソフトボール、ベースボール5のグローバル化を促進し、世界中のアスリートたちがオリンピックに向かってそれぞれの役割を果たせるよう助けていく。

「アスリート委員会はオリンピックの年である2020にも重要な役割を担います。協力していくことで野球とソフトボールのオリンピック復活を素晴らしいものにできるでしょう。」とアスリート委員会のマリア・ソート共同委員長は語った。

41歳のベネズエラソフトボールのスター選手マリア・ソートは2008年オリンピックにも出場し、開会式ではベネズエラ選手団の旗手を務めた。代表チームでの選手歴ももっとも長く、ソートは今年初めにカナダで行われたアメリカ大陸ソフトボール予選にも出場した。ソートの目標は野球、ソフトボール、ベースボール5を内側からも外側からも変えていくことだ。「私たちの存在が仲間たちにも浸透しつつあり、これまでの働きを認め信頼を寄せてくれるようになっていると思います」と語った。

同じく共同委員長のジャスティン・ヒューバー(オーストラリア)はアスリート委員会の目標について国際オリンピック委員会が発行したインタビューで語っている。

「これまでの主な戦略を今後も続けていくつもりです。そのうちの一つは最高意思決定レベルまでアスリートの声を届けることです。そして来年の中頃までには達成可能なプロジェクトもいくつかあります。中でももっとも大きなプロジェクトですぐに準備にかかれそうなのは大会でのアスリートたちのウェルビーングとセーフガーディングを支援することです。これらが私たちが今主に集中して取り組んでいることです」と語った。

WBSC執行役員のソート(ベネズエラの女子ソフトボール)とヒューバー(オーストラリア男子野球)に加え、他のアスリート委員会メンバーはAshley Stephenson (カナダ女子野球)、 Erika Polidori (カナダ女子ソフトボール)、Pauline Prade (フランス女子ソフトボール)、Bruno Motroni (アルゼンチン男子ソフトボール) 、 Randolph Oduber (オランダ男子野球)がいる。

Oduberの男子野球アスリート代表の選出は先月プレミア12の開催期間中に行われ、これでアスリート委員のメンバー全てが揃った。アルバ生まれのOduberはワシントン・ナショナルズ傘下で6シーズン、さらにオランダリーグのネプチューン・ロッテルダムでもプレーし、現在はアメリカ独立リーグLincoln Saltdogsの選手。

一方、6月にチェコで行われたWBSC世界男子ソフトボール選手権大会では男子ソフトボールアスリート代表として世界王者アルゼンチンのキャプテンで先発捕手のMotroniが選出された。

二人ともソートと共に先月行われたWBSC総会と執行役員会に出席した。

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