WBSC ベースボール 5 ワールドカップ ハイライト3試合
15/11/2022 1 記事を読む目安時間

WBSC ベースボール 5 ワールドカップ ハイライト3試合

キューバのオーランド・アマドールは、日本と対戦した決勝で間違いなく大会最高のプレーをした。

メキシコシティのエル ソカロで開催された第 1 回 WBSC ベースボール 5 ワールドカップは、歴史に残る成功を納めた。 11月7日から12日までの6日間に渡って行われた同大会を選手たちは楽しくフルにフェアプレーを展開した。高スキル、ドラマチックな展開、娯楽性など、2024年開催の次の大会も今回と同じようなレベルが期待されるに違いない。今回の成功は確実にこの競技にとって有利となるだろう。

エル ソカロの見事な会場には1週間を通してチームを応援する活気に満ちた観衆が集まり、常に刺激的な雰囲気を醸し出していた。 TikTok のクリエーターから政府関係者まで、多くの著名人が刺激を受けて帰っていった大会だった。

盛り上がったのは 2 つのメイン コートだけではない。練習コート、ダンス セッション、アート クラスなどエル ソカロ周辺で大会を盛り上げる特別なアクティビティが数多く展開された。

あまりの盛況に決勝戦は立ち見席となり、さらに大勢の人々がセンターコートの外の大画面で史上初のベースボール5世界王者誕生の歴史的な瞬間を見なければならなかった。

ベースボール 5 の初代王者誕生までの道のりのなかで、優勝候補のキューバとベネズエラやアジア最高のチャイニーズ タイペイと日本の活躍に注目が集まった。

最終的にキューバが優勝したが、大会中はリトアニアが日本を破り、チュニジア、南アフリカ、ケニアがそれぞれ6位、7位、8位に終わるなど、多くの驚きがあった。そして開催国メキシコもファンの期待に応えた素晴らしいプレーで激しい勝利を収め、メダル決定戦出場まであともう少しの活躍を見せた。

この大会の二つのコートからは数々の素晴らしいプレーが生まれたが、その中から歴史に残る最高の厳選シーンを三つ挙げたい。

ハイライトNo.1:世界選手権決勝 – キューバ対日本

初の決勝ではキューバが日本に対して力を発揮。 3回6-0でリードしたキューバのオーランド・アマドールが、今大会最高のプレーで観客を沸かせた。一塁から二塁への走塁中に、ボールを手に座り込んだ和田綾乃を見つけると、彼はその上を大きくジャンプして二塁に到達した。そのプレーに観衆は熱狂。大会MVPの 1 人となったアマドールは、ブリアンディ ミリナと 8-0 にリードを広げ 9-1 で勝利した (そして第2セットは6-2)。 

ハイライト 2: スーパー ラウンド最終戦 – メキシコ v ベネズエラ

メキシコとベネズエラは3位決定戦進出をかけてスーパーラウンド最終戦で対決。どちらが3位決定戦進出を果たすか注目される中、彼らはベースボール 5 で活躍のプレーを見せた。

1回メキシコはネルソン・ロドリゲスの得点で良いスタートを切ったが、すぐにアルバロ・ギルがグアダルーペ・アヨンのタグをかわしながら三塁を回って生還しベネズエラの得点を挙げ1-1に並んだ。 2回裏、アルバロ・ギルはホームプレートでも驚異の滑り込みで得点した。

このプレーにより、彼のチームは第1セットを3-2で勝利し、第 2 セットを9-0で突破して、ベネズエラの 3 位決定戦への進出を決めた。

ハイライト 3: グループ A – 香港対キューバ

今大会優勝候補のキューバがグループ A の試合で香港と対戦。大会初のトリプル プレーを達成した。

全チームが対戦の大会 2 日目、キューバが香港とのグループ A ゲームで素晴らしいスタートを切った。

キューバは第 1 セットを12-3で勝利、第 2 セットもセンセーショナルなスタートを切る。香港とキューバの熱狂的に走塁プレーを展開する中、キューバがベースボール 5 ワールドカップの初のトリプルプレーを記録した。

1回表、無死、Lam Mok Chunが一塁、Shun You Yukが三塁で、香港は得点チャンス。 Alvin Tang Chi Chun が打者ボックスに立つと、中堅手ブライアンディ・モリーナ に向けて打球を直撃。ブライアンディはその球をキャッチすると、三塁からホームに向かって疾走するシュンを仕留め、送球プレーでEliani Castellanos が三塁、Orlando Amadorが二盗しようとしていたLamを刺した。

キューバはその後も香港を無得点に抑え、4回10-0でコールド勝利した。