WBSCヨーロッパ大陸連盟総会 WBSCがヨーロッパのベースボール5、eスポーツ、インテグリティ政策などを総括
20/11/2021 1 記事を読む目安時間

WBSCヨーロッパ大陸連盟総会 WBSCがヨーロッパのベースボール5、eスポーツ、インテグリティ政策などを総括

若者にフォーカスした男女混合のアーバン型競技であるWBSC新競技ベースボール5やeスポーツは、IOCのアジェンダ2020+5とオリンピックムーブメントが掲げる最新理念に準じている。

WBSCがWBSCヨーロッパ連盟に対し、最近の活動や発展活動などについての総括報告を行った。WBSCの最新競技・ベースボール5やeスポーツ、そしてWBSCのインテグリティユニットとその政策について報告された。

このワークショップはローマで行われた3日間のWBSCヨーロッパ総会の二日目に実施された。

2017年から始まったベースボール5は世界中に浸透しつつある。この競技はさまざまな年齢層にも提供でき、野球やソフトボールを手軽に楽しんだり基礎を経験したりできる。

アーバン型男女混合の5人制競技・ベースボール5はすでに2026年アフリカのセネガルで実施されるユースオリンピックゲームズで実施されることが決まっており、この競技が世界中に広がっていることが証明されている。

WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は、ベースボール5やeスポーツ、インテグリティユニットなどについてのプレゼン終了後に質問等に答えこう語った。「数多くの新しいプロジェクトを抱え、また国際大会の日程なども再調整しており、WBSCや国際野球ソフトボールのこれからを大変楽しみにしております。今日はWBSCヨーロッパの皆さんに最新の活動状況、特ににベースボール5やeスポーツというWBSCが大きく発展している活動について皆さんにお伝えする機会がもてたことを大変重要だと感じています」と語った。

ベースボール5についての最新報告ではワールドカップの日程、競技発展のための連盟用キット、東京2020ファンパークでの競技紹介WBSCアカデミーで受講可能なベースボール5講習会などについて説明された。

WBSCの eスポーツへの参入もまた迅速に世界中に広がっている。WBSCのeスポーツ戦略ではモバイル、バーチャル、オンラインゲームが含まれており、第一回オリンピックバーチャルシリーズも成功裏に終わった。

WBSCのチーフオペレーティングオフィサー、マルコ・イエンナ氏からも最新のWBSCインテグリティユニットのWBSC政策を報告した。インテグリティユニットは国際野球ソフトボール全般のタスクを担い、談合試合や試合の不正操作、アンチドーピング、セーフガーディング(安全保護)、倫理、コンプライアンス、ガバナンス、持続可能な発展などについて扱う。

またこの報告会ではアンチドーピングに関する2つのウェビナーについても言及した。これはIOCとの協力で11月25日にオフィシャルズやアドミニストレーターを対象に行うもの。第二回はアスリートを対象に行われる。

WBSCはまたユーザーフレンドリーでコスト面でも効果的なMy.WBSCデジタルツールの一式( digital suite)も紹介した。このデジタル機能一式により各連盟の組織管理や大会運営をサポートし、会員が国内外での競技推進できるよう促進することができる。