WBSC副会長の彭誠浩氏が旭日小綬章を受章

WBSC副会長の彭誠浩氏が旭日小綬章を受章
20/12/2019
彭誠浩氏(写真、中央前)が外国人叙勲で旭日小綬章を受章した。過去には元ロサンゼルス・ドジャーズのオーナー、ピーター・オマリー氏(2015年)、元ドジャーズの監督トミー・ラソーダ氏(2008年)などが受章している。

WBSC野球部門の副理事でアジア野球連盟会長の彭誠浩(トム・C.H. ペン)氏が野球を通じて日台間のスポーツ交流と友好関係の促進に貢献した功労が認められ、外国人叙勲で旭日小綬章を受章した。

日本台湾交流協会の泉裕泰代表が彭誠浩氏に勲章・勲記を授けた。この伝達式には世界野球界のレジェンド王貞治氏も立ち会った。

この旭日小綬章は1875年から始まった日本の勲章で、1981年に初めて日本政府より外国人に授与された。社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者を表彰するもの。

1983年に台湾・日本・韓国の対抗試合でチャイニーズタイペイチームの団長を務めた彭誠浩氏は、これまで全てのキャリアを野球に捧げてきた。30年以上のキャリアの中で様々な役職につき、中華民国棒球協会(CTBA)の会長に1998年から2期就任し、中華民国オリンピック委員会メンバー、アジア野球連盟(BFA)副会長も務めた。そのアジア野球連盟の会長とWBSC野球部門副理事に就任した。

彭誠浩氏の指揮の下、CTBAとBFAは50以上の国際大会を開催し、野球おw台湾で最も人気のあるスポーツに押し上げた。さらに優秀な野球選手を国際大会でプレーさせることにも同氏は彭誠浩氏し、中華文化大学で野球チームを作り長期にわたり支援した。

今回勲章・勲記を授与された彭誠浩氏は、「勲章は個人のものではなく、野球協会のものでもある。野球協会の全面的な支持がなければ、私個人では得られなかった」と野球界のレジェンド王貞治氏、CTBA、これまで支えてくれた家族に感謝の意を述べた。

王貞治氏も「心から野球を愛し、生涯野球発展に貢献してきた素晴らしい人物」と彭誠浩氏を褒め称えた。

日本政府は2回秋と冬の年に2回勲章受章者を発表する。

彭誠浩氏は中華民国棒球協会で初めての勲章受章者。

過去には元ロサンゼルス・ドジャーズのオーナー、ピーター・オマリー氏(2015年)、元ドジャーズの監督トミー・ラソーダ氏(2008年)など野球界の著名な外国人に同じ勲章が授けられた。