75年にわたり互いの歴史を歩んだあと、国際野球連盟と国際ソフトボール連盟が2013年に統合しWBSCが生まれた。そして今、世界野球ソフトボールはスイス・ローザンヌ郊外のプーリーに常設本部を構えた。
「ホームプレート」として親しまれるWBSCの新本部では、野球やソフトボールのワールドカップの企画や、そのほかの国際大会の検討・承認などが行われる。そしてこの新本部から、WBSCは、同じくローザンヌに本部があり東京2020オリンピック大会を運営する国際オリンピック委員会(IOC)とともにオリンピックの野球とソフトボール大会を監督する。WBSC新たな本部はまた、世界中の発展振興プログラムや提携などを検討運営する重要な場所でもある。
新本部は、これまでの国際野球ソフトボールの成長を示すだけでなく、特に持続可能な目標やイノベーションといったWBSCの輝く未来を示している。
先日行われたオープニングセレモニーではスイスのCOVID-19予防対策のため来賓数が制限されたが、世界中の野球ソフトボール関係者から数多くの祝福を受けた。
WBSCこのこの歴史的な節目を記念して、先月他界したWBSC共同創設者ドン・ポーターを哀悼して植樹式が行われ、またWBSCサイトでも野球とソフトボールの二つの連盟創設の歴史を振り返る特集が組まれた。