2019年レビュー U-12 ソフトボールワールドカップ 男女混合大会を新設 WBSCが男女平等への取り組みに大きな一歩

2019年レビュー U-12 ソフトボールワールドカップ 男女混合大会を新設 WBSCが男女平等への取り組みに大きな一歩
27/12/2019
2020年7月にチェコ、インドネシア、ペルー、チャイニーズタイペイの代表4チームが新設WBSC U-12 混合ソフトボールワールドカップに出場し新たな歴史を刻んだ。同大会は7月26日から30日まで台南市立野球場で開催。この大会はU-12ベースボールワールドカップ と並行して行われた。

WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長はU-12 男女混合ソフトボールワールドカップについて「グローバルスポーツムーブメントにおけるWBSCの地位確立に役立つ」と語り、またWBSCのロー・ベンチュウ事務総長も「既成概念にとらわれず、壁を超えなければなりません。今やWBSCは12歳以下カテゴリーでしかも男女混合ワールドカップを行う唯一の国際連盟であり国際スポーツです。チームの中の男女比率を同じにすることで、真の男女平等になると言えるでしょう」とWBSCの首脳陣は7月開催された同大会についてコメントした。

WBSC U-12 男女混合ソフトボールワールドカップはWBSC競技での男女平等を推進するために作られた新たなワールドカップのフォーマットとなる。


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数ある新しい取り組みの中で、WBSC U-12 男女混合ソフトボールワールドカップは新たな集客を目的としている。WBSCのロー事務総長は「WBSCはこの新しい男女混合フォーマットをソフトボールで行うことを嬉しく思います」と加えた。

この新設大会に出場したのはチャイニーズタイペイ、ペルー、チェコ、インドネシアの4チーム。男女混合ソフトボール大会はWBSCベースボールワールドカップ と並行して行われる。この大会に出場するのは10歳から12歳で各チーム14〜16選手。各チームは守備の時に少なくとも男女のどちらかが最低4名フィールドにいること、さらに打線のラインナップも男女五人ずつが入れ替わりで並ぶ。投球数制限はなく、三塁、一塁、投手など守備の時全てのアスリート(男女共)はフェイスマスクの着用が義務付けられた。

場外ではポケモンのキャラクターたちが特別参加してファンと #selfiesを楽しみ、台南のU-12 ワールドカップを盛り上げた。さらに訪れた観客にはポケモンのキャラクターデザインの大会グッズである帽子やTシャツなども販売された。

大会前にWBSCは台南市文化センターで行われた交流イベントでトロフィーとメダルを披露した。U-12 ワールドカップ(野球・ソフトボール)に出場した全てのチームがこの交流イベントに参加した。そこでWBSC U-12 ワールドカップアンバサダーのポケモンも登場し、選手らと交流した。

U12 Trophy

 

「WBSCはこの年齢カテゴリーのワールドカップを開催している唯一の国際競技連盟であり、私たちはこれを大変誇りに思います」とWBSCのマイケル・シュミット事務局長はコメントした。「これから長期に渡りU-12 ベースボールワールドカップの開催を決めた中華民国棒球連盟と台南市に深く感謝いたします。」

総当たり戦を3日間行い、上位2チームのチャイニーズタイペイとペルーが優勝をかけて決勝で対決した。一方3位と4位のチェコとインドネシアが3位決定戦で戦った。

U12 Bracket

 

開催国のチャイニーズタイペイはペルーを3対2で制して、この新設 WBSC U-12 ソフトボール世界王者に輝いた。ペルーは2回1対0でリードしたが、3回裏Lin Wei-Chiが勝ち越しの2点タイムリー二塁打を放った。さらにLin Wei-Chiが得点してこの回を3対1で終えた。ペルーはその後5回に1点を返して3対2まで追い上げたが、逆転は成功しなかった。

チャイニーズタイペイにとってこの勝利は初の優勝となった、チャイイーズタイペイは女子ソフトボールワールドカップでメダル2つ(1982年2位と2002年3位)、U-19 女子ソフトボールワールドカップでも銅メダル2つ(1999年と2011年)獲得しており、表彰台に上がるのはこれで5度目となった。一方ペルーは初のメダル獲得の快挙となった。

チェコはインドネシアを8対1で下し、初のメダルとなる3位に入った。3回裏Adrien Spacekの満塁ランニングホームランが勝負の決め手となった。

新設大会の大成功を受け、WBSC U-12ソフトボールワールドカップ2021と2023ではより多くの国と地域のチームの参加できるよう出場チームを4チームから8チームに拡大することがWBSCソフトボール理事会で決定された。