WBSCがANOCA、オリンパフリカ財団と協定 アフリカ大陸で野球、ソフトボール、ベースボール5を振興
25/10/2021 1 記事を読む目安時間

WBSCがANOCA、オリンパフリカ財団と協定 アフリカ大陸で野球、ソフトボール、ベースボール5を振興

WBSCリッカルド・フラッカーリ会長、ANOCAのMustapha Berraf会長(写真・署名するフラッカーリ会長ら)、オリンパフリカ財団のAlassane Diack最高責任者(CEO)が今日ギリシャのクレタ島で覚書を締結した。署名式にはASOIFのFrancesco Ricci Bitti会長とANOCAのAhmed Abu Elgasim事務局長が立ち会った。

【2021年10月25日、ギリシャ・クレタ島】アフリカでの野球・ソフトボールを推進のため、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)はアフリカ国内オリンピック委員会連合(ANOC)、オリンパフリカ財団と覚書を締結した。これら3団体は今日ギリシャのクレタ島で行われたアフリカ国内オリンピック委員会連合(ANOC)総会で覚書に署名した。

この覚書(MOU)により、3団体は協力してアフリカでのスポーツ教育一般、特に野球とソフトボールを推進する。中でもアフリカ大陸全体で競技振興の手段に役立てたり、競争力のある競技としてベースボール5を導入に力を入れる。

さらにこの協定では、特に若いアスリートを対象に社会・経済発展や自己啓発をスポーツを通して奨励すること、そしてオリンピックムーブメントの価値と理念を推進すること、スポーツ共通の利益、活動、協働をとそいて平和を推進することを目指している。

WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は「これはアフリカにおける私たちの競技にとって大変重要です。新らしい若いファンたちとエンゲージしながら世界中の野球、ソフトボール、ベースボール5を発展すること、そして持続可能な発展の手段としてこれらの競技を利用することは、わたしたちの重要な戦略目標です。今回のオリンパフリカとANOCAとの協定によりアフリカ中の野球とソフトボールファンに幅広い機会が開かれることになり、ダカール2026ユースオリンピック競技とアフリカビーチゲームでのベースボール5デビューに向けて盛り上がっていくことでしょう」

ANOCAのMustapha Berraf会長のコメント「WBSC、オリンパフリカとともに、野球、ソフトボール、ベースボール5のようなダイナミックで多様、かつ人気のある競技を通してアフリカの若者たちへスポーツがもたらす素晴らしさを推進できることを楽しみにしています」

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オリンパフリカのAlassane Diack最高責任者(CEO)のコメント「オリンパフリカ関係者一同はWBSCとの協定署名を発表できることを嬉しく思います。アフリカには数多くの才能ある若者がおります。野球、特に新競技のベースボール5は子供達もその選手能力を十分に発揮してくれるでしょう。アフリカの何百万人もの子供達がベースボール5を楽しんでくれるに違いありません。2026年までにはトップチームの仲間入りを果たして活躍してくれるでしょう」

共同で行う活動は5つのオリンパフリカ練習センターにて開催するが、1年後にはその数も増えていくことが予想されている。WBSCはベースボール5の振興発展のためオリンパフリカ練習センターに必要な用具やコーチ研修などを提供する。