WBSCがモニカアボットにゴールデンダイヤモンド勲章を授与
11/07/2022 1 記事を読む目安時間

WBSCがモニカアボットにゴールデンダイヤモンド勲章を授与

モニカ・アボット(左投げ)は3度ソフトボール世界王者に輝き、オリンピックでも銀メダル2個を獲得した。またアメリカの大学ソフトボールで数々の記録を残している。

月曜日ワールドゲームズ2022のアメリカ対カナダの試合の前、WBSCのベンチュウ・ロー事務局長、WBSCソフトボール部門のクレイグ・クレス副理事長により、WBSCのゴールデンダイヤモンド勲章がモニカ・アボットに授与された。

「大変貴重なことです。今まで長い間ソフトボールをしてきました。子供の頃からソフトボールを始めてジュニアチームにも入り、オリンピックから外れていたソフトボールが復帰できたりと色々ありました。若い女子選手、世界中のプロアマ、若手の選手など多くの人に影響を与える人物として世界に認められたことは本当に私にとって大きなことです」とワールドゲームズでカナダに勝利した後、アボットは語った。

このWBSCゴールデンダイヤモンド勲章は、野球/ソフトボールの理想的な発展を目指し、われわれの競技についての視野を広げ、新たな取り組みや研究で卓越した業績を残した人に表彰されるもの。

1985年7月28日カリフォルニア州サンタクルズに生まれたモニカ・チェチリアはオールアメリカン左投げ投手。ソフトボール世界選手権で3度王者に輝き、ベルリン2008と東京2020オリンピックで銀メダルを獲得し、アメリカや日本でもプロとして活躍した。

アボットは2004年から2007年までコミュニケーションを専攻していたテネシー大学でプレーした。NCAAディヴィジョン1では最多勝利(189)、最多完封(112)、最多奪三振(2440)、最多投球回数(1448)の記録を樹立した。またシーズン最多奪三振(724)記録のほか、23回ノーヒッター、6回パーフェクトゲームの生涯記録をもつ。

アメリカのナショナルプロファストピッチ (NPF)ではシカゴ・バンディッツに所属中、2012年6月16日に女子ソフトボール界最速の時速123.9キロでギネス記録を樹立した。またNPFでは5回優勝し、MVPにも4度輝いている。

アボットは日本ソフトボールリーグ(JSL)で6度の優勝に貢献し、MVPにも5度選ばれている。