世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリッカルド・フラッカーリ会長は、オリンピック野球競技の試合前初球式に国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長、東京2020組織委員会の橋本聖子会長を福島あづま野球場に迎られたことを誇りに思うと語った。
バッハ会長は、彼のオリンピック開会の始球式のボールを翌日の木曜日に2011年の地震で生き残った福島出身の2人、15歳の誕生日を祝う投手高原由奈選手と、捕手14歳の小泉奈緒選手にボールを渡した。
その際、フラッカーリ、バッハ、橋本に加わったのは、日本の野球界のレジェンド、王貞治、日本オリンピック委員会委員長 山下泰裕、FIG会長でIOCメンバーの渡邊守成氏などのそのほかの特別上級ゲストも出席した。
橋本氏と王氏はまた、7月21日に福島で開かれたソフトボールの開幕戦に先立ち、2011年の地震の被災地域の復興を経験した投手桑原真愛と捕手宮田妃乃14歳の2人のソフトボール選手が参加した栄えある始球式の特別ゲストだった。
.日本対ドミニカ共和国の野球競技のオープニングゲーム中のフラッカーリ会長とバッハ会長は、ソフトボールと野球が2008年北京で最後に取り上げられた後のオリンピックへの壮大な復帰とWBSCが導入したピッチクロックとビデオ判定について話し合った。
福島での来賓との話し合いについて、フラッカーリは次のように述べている。
「オリンピック運動のリーダーであるトーマス・バッハ会長を、野球の待望のオリンピックへの復帰を記念する栄えある始球式に迎えることができたことを嬉しく思い、誇りに思います。」
「バッハ会長と橋本会長が野球の開幕戦に出席されたことは、オリンピックの全体的な成功において私たちのスポーツが果たしている重要な役割を示しています。これまで東京で見てきたように、私たちのスポーツ、その価値観、そしてグローバルで情熱的なファン層は、オリンピックの継続的な成長と進化に貴重な貢献をすることができます」
「女子ソフトボールでの日本のアメリカに対する勝利は、ソフトボールオリンピックの歴史に残る夢の決勝戦でした」
「今、私たちの注目は、より多くの質の向上、興奮、ドラマが期待される野球のオリンピック復帰が、女子ソフトボールで目撃したものと同じくらい壮観であることを確実にすることに向けられています」
東京2020に続いて、WBSCの焦点は、2028年ロサンゼルスオリンピックから始まるオリンピックプログラムで恒久的な地位を獲得することと、 2026年のユースオリンピックダカールでされる最新競技ベースボール5を含む世界中の野球とソフトボールのさらなる成長に向けられる。WBSCは、最近パートナーのKONAMIとともに、野球が5つのスポーツのうちの1つに含まれるオリンピックバーチャルシリーズ(公式eスポーツ大会)の初回版にも登場した。