WBSC U-23野球ワールドカップ2020 in メキシコが2021年に延期
30/06/2020 1 記事を読む目安時間

WBSC U-23野球ワールドカップ2020 in メキシコが2021年に延期

次のU-23野球ワールドカップの新たな日程は2021年9月21日から10月3日。この大会はもともと今年の9月30日から10月9日までメキシコのシウダ・オブレゴンとロスモチスで行われる予定だった。

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)はメキシコ野球連盟と地元組織委員会 (LOC)とともに、コロナウィルス禍に対応した健康安全対策と移動制限などを考慮して、2020WBSC U-23野球ワールドカップ®が2021年9月30日から10月3日まで延期されたことを共同で発表した。

同大会はもともと今年の9月30日から10月9日までメキシコのシウダ・オブレゴンとロスモチスで行われる予定だった。

「COVID-19パンデミックの動向を把握し続け、WBSCは開催国や関係者らとともにU-23野球ワールドカップを2021年に延期することが最良の策と考えました。」とWBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は伝えた

「今日の決断は残念ですが、メキシコは来年最高のU-23野球ワールドカップを実施してくれると信じています。実施の暁には東京2020オリンピック終了後の熱気をそのままにファンが観客席を埋め、お気に入りの代表チームを応援することになるでしょう。」

「WBSCは地元組織、PROBEIS、CONADE、メキシコ野球リーグ(LMB)やメキシコパシフィックリーグ(LMP)などメキシコの野球関係者の支援と協力に心より感謝しています。」

U-23野球ワールドカップの開催会場は、2016年に建設されメキシコパシフィックリーグ(LMP)のYaquis de Obregonの本拠地である16000人の観客席を誇るEstadio Yaquisと、LMPのCañeros de Los Mochisの本拠地で最近改修されたばかりのEstadio Emilio Ibarra Almadaで行われる。

U-23カテゴリー最高峰の野球大会に出場するチームは以下の通り。

  • アフリカ(1) 南アフリカ(世界24位)
  • アメリカ大陸(4) メキシコ(5位、開催国、前大会優勝)、キューバ(7位)、ベネズエラ(8位)、ニカラグア(15位)
  • アジア(3) 日本(1位)、チャイニーズタイペイ(4位)、中国(22位)
  • ヨーロッパ(2) チェコ(16位)、ドイツ(19位)
  • オセアニア(1) ニュージーランド(39位)
  • ワイルドカード 韓国(3位)

メキシコは前回2018年10月にコロンビアのバランキージャで行われたU-23野球ワールドカップで優勝した。野球競技でメキシコが優勝したのはこれが初めて。

これまでのU-23野球ワールドカップにはオーストラリア野球リーグ (ABL)、チャイニーズタイペイ野球リーグ(CPBL)、韓国野球委員会(KBO)、メジャーベースボールリーグ、日本プロ野球(NPB)、その他世界のトップリーグの若いプロ選手が出場している。

WBSCは開催国メキシコとともに2020女子野球ワールドカップ(ティフアナ、11月12日から21日)、U-15野球ワールドカップ(ティフアナ、10月30日から11月8日)の開催時期を検討していく。