トーマス・バッハ会長が国際オリンピック委員会(IOC)で再選した。8年の任期を終えたドイツ出身のバッハ会長は対立候補なしの信任投票で再選が決まった。次の任期は2025年まで。
バッハ会長はオリンピックムーブメントの改革と近代化を推進。野球とソフトボールはその他の競技と同様に2016年東京2020オリンピックの追加種目として決議された。
今日のIOC総会での冒頭スピーチでバッハ会長はIOC、オリンピックムーブメント、日本の組織委員会と協議して、東京2020オリンピックの全ての参加者にとって安心で安全な競技大会を開くと強調した。
このスピーチの中でバッハ会長は、各国連盟の秀逸な運営で2020年9月以降世界中で270の世界選手権や ワールドカップなど国際大会が開かれたことなど、オリンピック競技開催にの楽観視している理由を示した。これらの大会は合わせて3万人以上のアスリートが参加、20万回以上に及ぶ徹底した検査を行うなど、厳格な安全プロトコルで大会が行われた語った 。
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バッハ会長は「これらの大会はクラスターになることなく終了しました。しっかりした予防をすれば多くの参加者が集まる大きな国際競技大会も問題なく実施できるという、これは明確で明らかな証拠です。」と述べた。
バッハ会長は元フェンシングの選手で、ドイツ代表としてオリンピック( モントリオール1976)金メダル獲得し、世界王者(1976年、 1977年)にも輝いている。