第31回WBSC U-18野球ワールドカップの決勝進出2チームが確定した。9日目の結果、チャイニーズ・タイペイと日本が9月10日(日)に行われる決勝の出場を決めた。
台北市の天母野球場で行われた第1試合では、日本がプエルトリコを下した。午後にはアメリカが韓国を下し、ナイトゲームではチャイニーズ・タイペイがオランダを封じた。
チャイニーズ・タイペイは無敗を維持し、1位通過を決めた。日本(3勝1敗)はスーパーラウンド最終戦でチャイニーズタイペイと対戦する。前大会優勝のアメリカ(2勝2敗)はプエルトリコと対戦。アメリカが勝利した場合日本と勝率が並ぶが、オープニング・ラウンドでアメリカは日本に負けているため、日本が決勝進出することになる。
10日目の試合で、3位決定戦に出場するチームが決まる。
プレースメント・ラウンドとグループAの試合結果、ボックススコア、試合レポートには、ページの最後に記載。
スーパーラウンド結果
チャイニーズタイペイ-オランダ
5回まで、 Wei En Linとゲイス・ファン・デン・ブリンクの左腕同士の投手戦だった。チャイニーズ・タイペイは4回裏にリードを奪い、スコアを広げた。
先発のウェイ・エン・リンとギース・ファンデン・ブリンクは両投手とも3回まで凡退で抑えた。
オランダの左腕は2四球を与えたが、守備陣が援護した。
チャイニーズ・タイペイの左腕は、対峙した打者全員を凡退に仕留め、3回も三者凡退。
4回裏、チャイニーズ・タイペイがリードを奪った。三塁手のキーガン・ピーテルネラがゴロを上手く処理したが、Ching Hsien Koの得点は防げなかった。
オランダのリリーフ、アイザック・メンデス、トビアス・イミング、マールテン・スミットの3投手が5回裏に合わせて5四球を与え、Meng Chih Huのタイムリーでチャイニーズタイペイは5-0とリードを広げた。
Ching Hsien Koは、5人目のオランダ人投手、キーオン・アシュビーから適時打を放ち6-0に点差を広げた。
アメリカ-韓国 5-1
韓国が1-0とリードして迎えた5回裏、アメリカはデレク・キュリエルとペリー・モーランドの安打で逆転。同点に追いつかれた場面で登板したリリーフのトレイ・グレゴリー=アルフォードがピンチを切り抜けた。
4回裏、韓国がリードを奪う。二塁手のアンソク・ジョンは、アメリカ先発のイーサン・シーフェルバインから安打を放ち出塁。犠打で進塁し、ゴロアウトで三塁に進み、二塁手Hyunmin Chの内野安打で得点した。
5回裏、アメリカが逆転に成功。デレク・キュリエルが左腕のJunseo Hwangに2死から2点適時二塁打を浴びせ3-1。
アメリカはペリー・モーランドの2点タイムリーで4-1とリードを広げた。
剛球のリリーバー、トレイ・グレゴリー=アルフォードが6回表、無死一、二塁の場面でマウンドに上がり、最後の6つのアウトを取った。
アメリカは6回裏にダメ押しの一点を加えた。
日本-プエルトリコ 10-0
走塁が上手くいかず得点に繋がらないこともあったが、日本はわずか5回でプエルトリコを完封した。U-18侍ジャパンは合わせて13安打を記録。先発投手の東恩納蒼は53球(ストライク37球)を使い、15打者をすべて凡退させた。
日本は2回裏、指名打者・武田武田陸玖の1死からの2点タイムリー2塁打で先制。
日本は3回裏、三塁で走者がアウトとなったが1点追加に成功した。
中山優月は3回裏、ツーアウトから丸田湊斗の二塁打で得点し、4回には緒方漣のタイムリーで1点を加えた。
5回裏、日本は6点を奪い、試合を締めくくった。プエルトリコの3投手は、巧みなトラップで本塁アウトに成功したものの、コールド負けを回避することはできなかった。
日本の先発・東恩納蒼は5イニングを完全投球。53球でストライクは37球、5奪三振。
メキシコはこの日の第1試合でチェコを下し、グループAの最終順位が決定、プレースメント・ラウンドの順位が更新された。
プレースラウンドラウンド