WBSC連盟特集2年目 10か国を紹介
03/12/2021 1 記事を読む目安時間

WBSC連盟特集2年目 10か国を紹介

WBSCは、2020年1月に「連盟特集」シリーズの最初のエピソードを公開した。これはパレスチナを特集したものだ。このシリーズは、成長する野球とソフトボールの世界におけるさまざまな文化と活動に焦点を当てている。

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の連盟特集シリーズは、世界中の野球およびソフトボール連盟のさまざまな文化や活動を紹介し、世界中の野球の魅力的な洞察を提供する。

2020年1月から始まったシリーズの2年目の2021年では、さらに世界10カ国11の国内連盟で野球がどのように発展しているかを紹介した。

  • フィンランド連盟特集 フィンランドで野球・ソフトボール発展の新たな動き
  • チリ連盟特集 チリが野球・ソフトボール人気アップのためパンアメリカ競技大会2023を目指す
  • Rep. of Korea
  • コスタリカ 連盟特集 コスタリカの発展思考のため、野球・ソフトボールの両連盟が提携
  • ラオス 連盟特集 競技は世界的に発展 WBSCに最新加盟のラオス野球連盟
  • スペイン 連盟特集 スペイントップリーグを成功させ国内での野球ソフトボールの発展を目指す
  • タンザニア連盟特集 タンザニア連盟 学校を対象に東アフリカで野球・ソフトボール発展振興
  • 日本 連盟特集 日本の目標は野球世界ランキング首位の維持と未来を見据えた活動
  • ドミニカ共和国 連盟特集 野球はドミニカ共和国の文化
  • イスラエル  連盟特集 国際大会登場からわずか数年でオリンピック初出場を果たしたイスラエル野球連盟

【ヨーロッパ】フィンランド、スペイン、イスラエル

1月のエピソードでは、WBSCがフィンランドに焦点をあてた。フィンランドでは、野球とソフトボール連盟(SBSL)はペサパッロ(Pesäpallo)連盟の一部で、ペサパッロはフィンランド語版の野球。「pesä」はフィンランド語のベースで、「pallo(パッロ)」はボールを意味します。フィンランド連盟の会長、野球の殿堂入りのJukka Ropponen氏は、彼の発展振興計画を詳しく述べた。

WBSCは6月にバーチャルにスペインを訪問した。元オリンピック選手のヘスス・リサリ会長は、2020年12月からスペイン王立野球ソフトボール連盟(RFEBS)の会長を務めている。彼は、野球とソフトボールのトップリーグの認知度を高めて、このスポーツをさらに発展させたいと考えている。

イスラエル野球協会(IAB)は、11月のエピソードで紹介された。ナショナルチームのGMで元連盟会長のピーター・クルツ氏は、WBSCに野球の奇跡をみせてくれた。イスラエルは2019年に初めて欧州選手権に出場し、そこから、東京2020オリンピックへの歴史的な出場を成し遂げた。

【アメリカ大陸】チリ、コスタリカ、ドミニカ共和国

2月のエピソードは、チリ野球ソフトボール連盟(FECHIBEIS)。チリは、野球とソフトボールの競技とその人気を高めるため、2023年パンアメリカン競技大会を目標としている。GMのNorgeNuñez氏は、2022年にはセミプロの野球とソフトボールのリーグを開催する計画を発表した。

WBSCは4月にアメリカ大陸に戻り、コスタリカでの野球とソフトボールの活動について詳しく紹介した。コスタリカ野球連盟の会長のエイドリアン・アルファロはソフトボール選手で、ソフトボール連盟の会長であるロベルト・カストロと親しい関係にある。2つの統括機関は、政府とともにチームを組んで働いている。

チリとコスタリカは野球/ソフトボール発展途上国だ。アメリカ大陸は、野球とソフトボールに関しては、かなり多様だ。ドミニカ共和国にとって野球は国技とも言える。WBSCは、ドミニカ野球連盟であるFEDOBEの野球運営を担当した元プロ選手のAmaurysNinaと話す機会があった。

ドミニカ共和国は東京で銅メダルを獲得したが、それでもFEDOBEは、特に草の根レベルで組織され統合された発展振興活動を増やしたいと考えている。

【アジア】韓国、ラオス、日本

3月のエピソードは大韓野球協会(KBSA)について。韓国は野球ワールドカップとプレミア12王者であり、オリンピックの野球の金メダリストだ。しかしながら、韓国はソフトボールではまったく同じ成功を収めていない。KBSAは2021年1月に李チョンフンを新会長に選出した。李氏は、国内のソフトボールに対する意識を高めることは「ワクワクする挑戦」であり、ベースボール5は成功のための重要なツールであると考えている。

韓国はまた、他のアジア諸国に野球を伝えようと努力している。WBSCは、元韓国野球委員会(KBO)のスター、李萬淑が、WBSCの最新メンバーの1つであるラオス野球連盟を発展振興させるために行っている素晴らしい働きを記録する機会に恵まれた。

8月と9月のエピソードは、オリンピックの金メダリストに関する特集。日本は野球とソフトボールで金メダルを獲得し、WBSCにとって両連盟を紹介する絶好のチャンスとなった。

日本ソフトボール協会(JSA)の理事会メンバーで代表チームディレクターの矢端信介氏が、選考プロセスについて語った。また全日本野球協会 (BFJ)の国際兼広報担当の長又淳史氏は、BFJが東京での成功を今後どのように構築するかの準備ができている事について語った。

【アフリカ】タンザニア

アフリカで野球とソフトボールを成長させることは、グローバル化の観点から野球を次のレベルに引き上げる上での主要な目標の1つだ。7月版はタンザニアに関するもので、最近(2017年)の別のWBSCメンバーである タンザニア野球ソフトボール協会(TaBSA)が、野球、ソフトボールの発展振興を後押しするために学校を対象に活動を展開している。アルフェリオ・モリス・ンチンビ事務総長は、参加する学生の数が増えたおかげで、国技評議会が野球とソフトボールを認めたとWBSCに語った。TaBSAは最近、ベースボール5と視覚障碍者野球を導入した。

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