BASEBALL5アズラク難民チーム

Baseball5 アズラク難民チームプロジェクトへようこそ!「ビューティフル・ゲーム(スポーツのすばらしさ)」が与えてくれる恩恵を世界中の人々が享受できるようにしたいという私たちのビジョンが現実のものとなりました。これは、都市型競技・Baseball5を通じて避難民に希望と機会を提供することを目指す重要な取り組みです。

このプロジェクトは、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)、世界テコンドー連盟(WT)、テコンドー人道基金(THF)が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の支援を受けて、スポーツを活用して難民の社会的包摂と統合を促進することを目的に協力することで生まれたものです。

目標は、Baseball5を通して、世界中の難民、強制避難民、恵まれない人々が野球/ソフトボールを利用できるようにし、ダカール2026ユースオリンピックでメダル獲得を目指す難民チームに参加してもらうことです。

また、同プロジェクトはオリンピックバリュー、教育プログラム、身体的・心理的ウェルビーイングを若い難民らに提供することによって、彼らの市民権と地域コミュニティとの社会的結束の構築に貢献し、平和な世界において、不平等をなくし、多様性の価値を促進することも目指しています。

Baseball5は、野球やソフトボールの都市型バージョンです。必要な道具は最小限でどんな路面でもプレーできるため、世界のあらゆる地域の人々に親しまれています。Baseball5 アズラク難民チームプロジェクトは、難民のアスリートたちにBaseball5 への参加を促し、スキル向上の機会の提供をし、最終的には地域代表として国際トーナメントに参加してもらうことを目的としています。

このプロジェクトが提供するものは、単なるスポーツトレーニングではありません。
チームスポーツは、指導や教育支援、そのほか彼らが新しいコミュニティに溶け込み、自分と家族のより良い未来を築くために大切なリソースを提供することができます。このプロジェクトに参加することで、難民アスリートたちは達成感や目的意識を得るだけでなく、多くの人に勇気と希望を与えるアンバサダーとなることもできるのです。

スポーツの力を最も必要としている人々に届ける、この素晴らしいプロジェクトにぜひご参加ください。難民の人生をかえるこのプロジェクト詳細と支援方法をぜひご覧ください。第1期プロジェクト期間は2023年1月から2026年12月までです。第1期最終目標は、ダカール2026年ユースオリンピックでの難民代表チームの出場です。ユースオリンピックはオリンピックと同じく4年ごとに行われます。

Baseball5アズラク難民チーム・ヘッドコーチ

WBSC President Riccardo Fraccari

Amjed Mohammad Metib Alatoom

わたしと Baseball5アズラク難民チームについて

私がこれまでのキャリア(選手、教師、教育者、コーチ、審判、アドミニストレーターとして)の中で参加したスポーツプログラム、大会、取り組みのほとんどは、教育、人道、ボランティア活動に関連していたので、私は自分のスキルを若者や恵まれない人々の心身の力を伸ばすために使うことに深く興味を持つようになりました。この個人的関心から、私はスポーツ全般、特に現在はBaseball5を通じて、子供たちや若者、特に戦争や紛争、亡命で苦しむ人々を教育するようになりました。

私の使命は、彼らの生活の実態を深く理解し、彼らの社会的・心理的特性を分析し、彼らの成長の変化を追跡し、このプロジェクトの影響を測定することです。さらに、私はスポーツを利用することで学習プロセスをよりたのしく自然なものにし、彼らにライフスキルを提供し、彼らの行動を前向きにさせ、健康な生活と心理社会的な幸福を保証する基本的な心身のスキルを育成したいと考えています。

したがって、Baseball5を学び、それを教育学的な目的を達成するためのツールとして活用することは、私にとって挑戦的かつ意欲的なテーマとなっています。私の現在の目標は、アズラックチームのために安全な教育環境を作り、子供たちの隠れたスキルや能力を育成し、彼らの苦しみを軽減することで、今後開催される地元や国際大会への参加に備え、さらに、彼らが将来、人生でより良い機会を得られるよう、良い市民になるための準備を整えることです。

ヨルダンのアズラック難民キャンプでこのプロジェクトを立ち上げ、私にこの素晴らしい機会を与えてくれたWBSCに感謝します。私は、このプロジェクトの成功のために精一杯力を尽くしていく所存です。

資料名
Baseball5 Azraq Refugee Team Project