Riccardo Fraccari

Riccardo Fraccari

理事長

ITA

  • 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)会長
  • IOC承認国際競技連盟連合(ARISF)事務局長
  • 国際オリンピック委員会(IOC)eスポーツ委員会委員
  • スポーツアコード(SportAccord)理事・財務担当

 

学歴

リヴォルノ技術専門高等学校 教員(有機化学)

ピサ大学法学部法律学科

 

言語

英語、フランス語、イタリア語(母語)、スペイン語

 

経歴

2014年、野球とソフトボールの世界統括団体・世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の初代会長に選出。主な選挙公約の一つであった野球・ソフトボールの2020年東京オリンピックと2028年ロサンゼルスオリンピックの競技復帰を果たす。野球大会役員としてオリンピック7大会に参加。

2015年WBSCは世界最高峰野球国際大会となるプレミア12®を新設。1億3100万ドルのブランド露出、開催国の日本と台湾ではテレビ視聴率トップを記録、さらにはSNSでも国際大会としては記録的な数字を出すなど大成功を収めた。

WBSCの5人制ストリート/アーバン型ベースボール種目であるベースボール5の振興発展を推進。同新種目は各大陸で瞬く間に広まり、2018年には正式にWBSC公認種目となる。その1年後の2019年、ベースボール5は国際オリンピック委員会(IOC)とダカール2026組織委員会によりユースオリンピック競技大会ダカール2026の正式種目に追加された。

WBSC会長としてアメリカのメジャーリーグベースボール(MLB)と交渉を重ねて数百万ドルの契約に同意。ワールドベースボールクラシックを世界大会として公認し、予選制を導入してワールドベースボールクラシックをこれまでの出場参加国16カチームから12カ国追加、WBSC加盟連盟28カ国参加の大会にまで拡大した。

2009年IBAF会長に選出。就任直後から国際ソフトボール連盟(ISF)との合併協議を開始。2012年12月国際的な野球を統合した世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の統合設立にむけ交渉の調整を行う。

IBAFは世界有数のプロ野球リーグとの連携強化にも力を入れ、2011年IBAF会長在中、IBAFと有数のプロ野球リーグとの協力関係の強化に努める。IBAF総会前に新規定を導入し、トップリーグの入会に備えて準会員という新しいカテゴリーを創設してIBAF傘下への加盟を実現させる。またIBAFの知的財産権を保護するため、さらに厳しい規定をIBAFで可決させて国際的なクラブ大会などがナショナルチームの大会にならないよう強化させた。

2011年IBAFはU-12野球ワールドカップを設立。第一回の成功によりIBAFの新たなトーナメント形態としてすぐに採択され、ユース層の短期・長期的な国際展開への関わりが強まった。 

2013年4月、IBF会長に再選。

WBSC初の「ヨーロッパ」選抜チームを設立し、連盟公認の国際大会への出場を実現させた。

IOC公認国際スポーツ連盟(ARISF)事務局長、スポーツアコード(SportAccord)理事会メンバー兼財務担当、国際オリンピック委員会(IOC)エスポーツ委員会委員など、世界のスポーツ界で役員や委員長を務めている。また、ブルガリアのソフィアにある国立スポーツアカデミー「ヴァシル・レフスキー」の名誉教授でもある。

1985年よりイタリア野球ソフトボール連盟にてスポーツアドミニストレーターとしての経験を積み、2001年から2016年までは同連盟の会長を務めた。

 

受賞歴

  • イタリアオリンピック委員会会長よりゴールデンスター賞(スポーツ功労金星賞)
  • イタリアオリンピック委員会会長よりゴールデンカラー賞(スポーツ功労金襟賞)
  • イタリア共和国功労騎士
  • ABUA(アマチュア野球アンパイア協会)殿堂入り
  • イタリア野球ソフトボール連盟殿堂入り
  • 米国スポーツアカデミーの2019年イーグル賞受賞者
  • ブルガリア国立スポーツアカデミー(NSA)「ヴァシル・レフスキー」名誉教授

 

人物

1949年5月30日、イタリア・ピサ生まれ、スイス・ローザンヌ在住。スイスのプリーにあるWBSC本部で働いている。妻はジョヴァンナ。夫妻には法学部を卒業した息子のアンドレアがいる。