U-18男子ソフトボールワールドカップ2020で永吉飛斗のランニングホームランでオーストラリアが初の黒星を喫した。日本はオーストラリアに5対2で勝利、両チームの決勝進出が確定した。
2018年決勝のリマッチ(当時はオーストラリアの勝利)では日本がシャープな走塁と盗塁(日本4、オーストラリア1)を披露した。この負けで、2018年大会オープニングラウンド最終戦で日本に負けて以来更新し続けてきたオーストラリアの勝敗記録9がストップした。
日本とオーストラリアが両チームとも決勝行きを確定した。両チームは直近2大会の王者で、オーストラリアは2018年、日本は2016年大会で優勝している。日本は13大会出場しメダル11個を獲得する驚きの成績だ。
オーストラリアの先制1点を追う日本は、3回永吉の3点ランニングホームランで一気に形勢逆転を決めた。投球では八木孔輝が完投、9奪三振で勝利投手となった。オーストラリア先発Lincoln Walk が負け投手。
2回先頭のKynan Molanderが左中間に二塁打を放ち、守備エラーで三塁に進むと、Joshua Routledgeのタイムリーでオーストラリア先制の1点を入れた。
3回、ショート畠山陸が四球で歩き、大橋潤の死球で畠山は二塁へ。奏者一、二塁で永吉がライトへ放った強いゴロがランニングホームランとなり、日本は一気に3対1にリードした。
2018年準優勝の日本はその後、小山が盗塁生還、井関綾人も4回得点し2点を加えた。
5回オーストラリアは、Riley Jamesの犠牲フライでJeremy Garlandが1点を返した。
7回表、日本の投手八木が第一打者Joshua Routledgeを三振に倒すが、次のGarlandを死球で進塁させた。しかし八木はその後持ち直し、Ethan FieldとRiley Jamesを凡退し、勝利を確かなものにした。
両チームともすでに3月1日(日)午後4時(NZ現地時間)より始まる決勝進出が決まった。