アメリカのスーパースター、モニカ・アボット「チームは本当に良い感じ、良い雰囲気、良いエネルギー」

モニカ・アボットはソフトボール界最大のスターの一人だ。北京2008オリンピック銀メダル獲得を経て今回２度目のオリンピック出場となるその前日に、アボットはアメリカチームやソフトボール復帰となる歴史的場面にいることへの興奮について語ってくれた。

「ワクワクします。ソフトボールがオリンピック競技から遠ざかってから13年が経ち、ついに戻ってこれました」と左投げのアボットが火曜日の練習の後WBSCのインタビューに答えた。「ソフトボールは大きく成長し、女子スポーツも世界中で発展しています。皆さんに大きな試合を披露できることを楽しみにしているとともに、この場所にいてこのチャンスを得られることに感動しています」

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「チームは本当に良い感じ、良い雰囲気、良いエネルギーを持っています。フィールドに立って最初の一球を投げるのが心から楽しみです。それはみんなにとって最初のオリンピックです。そこには大きな喜びと興奮があるでしょう」

アメリカは５大会連続のオリンピックメダル獲得を目指し水曜日に戦いの幕を開ける。「明日はイタリアと戦います。イタリアとの対戦は2016年の世界選手権大会以来で、久しぶりですね。ですが、それは相手チームにとっても同じことです。ほとんどの人は初めてオリンピック競技の舞台に立ちます。ですからどちらのチームもその熱気と興奮を抑えられないでしょうね」

だからこそ、ピリピリしたムードを落ち着かせいつも通りに集中させてくれるダグアウトのベテランの存在は大きい。「オリンピックを楽しみ、その場にいることを嚙みしめようと話し合いました。でも、投手が投げる時は、オリンピックにいることの興奮と喜び、周囲のお祭り騒ぎを抑え、気持ちを切り替えなければなりません。そして神経を集中し、再びフィールド上の白線の前に立てば、プレーする準備はOKです」

プロ投手としてここ数年を日本でプレーして過ごしたアボットは、日本人はソフトボールを愛していて、プロリーグのスタジアムは毎週末満席だったと言う、「多くのファンを呼び込むことができるので野球場でプレーするのは本当に一般的です。ファンはよく競技のことを知っていることもまたもう一つの要因です。ですからソフトボールを披露することができることは本当に嬉しいのですが、無観客なのは残念でなりません。それは日本の人々がどんなにソフトボールを愛し、ソフトボールがこの国ではいかに強いかを私たちは知っているからです」