「2ステージ制はより多くのチームが最高レベルでプレーできる絶好の機会であると同時に、さまざまな開催都市の露出が増えソフトボール競技にとっても素晴らしいことです」と、この第17回WBSC女子ソフトボールワールドカップで12回の優勝を誇るアメリカチームを指揮するヘザー・ター・ヘッドコーチは語った。
「ソフトボールをあまり知らない国のみなさんにこの競技を披露できることを嬉しく思います。私たちはこの場にいることをとても誇りに思っています」とターは付け加えた。
アイルランドのフィンガル・ダブリンで開催されるグループAでは、アメリカ（世界1位）がホスト国のアイルランド（17位）、オーストラリア（9位）、チャイニーズ・タイペイ（3位）、イギリス（16位）、ボツワナ（43位）と対戦し、上位2チームが来年イタリアで開催される決勝トーナメントに進出する。
大会前夜、タルは4大会連続4度目の優勝に自信をのぞかせた。「私たちの目標は、常にベストのプレーをすること、そしてもちろん上位に入ることですが、最終的には、アイルランドにいる間、チームUSAがどれだけ良くなるかを見ることです」と語った。
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女子ソフトボールワールドカップ デイリーレポート0日目 チームロスターリスト
各チームのヘッドコーチのコメント
オーストラリアのヘッドコーチ Laing Harrow
大会への期待 「アイルランドに来られてとても嬉しいです。チームとしてアイルランドに来るのは初めてです。プラハで時間を過ごし質の高い試合を積み重ねてきました。来年のワールドカップ決勝大会にぜひ進出したいです」
「プラハでは合宿を行い、チェコソフトボール連盟のみなさんのお世話になりました。オランダ、チャイニーズ・タイペイ、チェコ共和国といった強い相手と対戦した」
新しい2ステージ制「 新制度で行われた男子ワールドカップでは私たちは成功を収めました。決勝は少し違いますがそれは誰にとっても同じことです。チームでも少し話し合いましたが、経験するまではなんとも言えませんね」
ボツワナのヘッドコーチ Mosupakwena Ross
大会への期待 「決勝大会への切符を手にし、世界のトップ8に入ることを目指します。また、他の大会と同じようにみんなでアイデアを出し合い、チームとして成長していきたいと思います。
チームの準備 「国として、試合に向けていい準備ができたと思う。親善試合もいくつかできたので、世界最高のソフトボール選手たちと対戦するこの機会に備えることができた。
新しい2ステージ制 「旧ステージとは対照的に、2ステージ制は1つの大会のためにチームを2回遠征させなければならず、われわれにとってはコストがかかります。旧ステージではベスト8に入ることができたのに、シードの関係でベスト8に入れないチームもあるかもしれませんし、予選を通過できずベスト8に残れない国もあるでしょう」
チャイニーズタタイペイのヘッドコーチ Han Hsin-Lin
トーナメントへの期待「自分たちのベストを尽くして毎試合いいプレーをし、これまでのパフォーマンスを向上させたいです」
チームの準備 「9月のアジア大会を意識して国内大会で準備してきました。さらにこの大会のために事前にオランダとチェコに入って時差に順応し、地元チームや代表チームと試合をしました」
新しい2ステージ制 「私たちにとっては、これまでの調整を実際にやって見るだけです。試合を楽しみたいですね。ここアイルランドに来るのはとても新鮮で、素晴らしい経験です」
イギリスのヘッドコーチ Tara Henry
大会への期待 「ヨーロッパ選手権で銀メダルを獲得しワールドカップの出場権を獲得しました。精一杯一球一球を大切にして戦うことです。私たちの努力と情熱をみなさんにお見せできることと思います」
「このワールドカップは、2028年に向けた長期的なプロセスの始まりです。適切な施設でアスリートと適切な時間をかけて過ごしていけば、競技文化が高まりますし、良い環境を提供できればアスリートが互いに成長できるでしょう」
チームの準備 「イギリスでオクラホマ・シティ・スパークと初めてプロの試合をしました。この経験を通してどんな準備が必要か、取り組む点は何かなどがわかりましたが、それだけでなくトップ選手たちと戦うことで、その日の終わりにはハードワークを乗り越えこれから先ワールドカップのような国際大会で勝ち抜いていける可能性を見出しました」
新しい2ステージ制 「3つのグループステージをヨーロッパで開催することは持つことは素晴らしいことだと思います。2ステージ制のおかげでワールドカップだけでなく、2028年のオリンピックに向けて、各国やさまざまなプログラムが準備できるようになると思います。しかし、チャレンジには成長が伴い、成長にはチャレンジが伴うものです。これは本当に挑戦ですが、国際ソフトボール発展のためにも良いことだと思います」
アイルランドのヘッドコーチ Melanie Cunningham
大会への期待 「グループAの開催国として、バルブリガンのホームの観衆の前でアイルランド代表として戦うことは名誉なことです。そのためには、土曜日に行われるプレーオフに出場する4カ国のうちのひとつになる必要があります」
「また、フィンガル郡議会のご厚意により、この素晴らしい専用スタジアムで試合をすることで、バルブリガンとアイルランドにソフトボールの永続的なレガシーを残していければと思います」
チームの準備 「チームの準備は順調です。先週の木曜日バルブリガンに戻る前に、リムリックで数日間大会に向けたハードなトレーニングを行いました。ヴァージン・メディアの『アイルランドAM』というテレビ番組で、全国的に自分たちのスキルを披露することができました！」
「全力を注いで大会に臨み、できる限りの結果を残すのみです」
新しい2ステージ制 「新しい2ステージ制は他のスポーツのメジャー大会の進め方に沿ったものだと思います。過去15年間、ソフトボールがオリンピックに出場してきたことを考えれば、最高レベルでの継続的な競争が保証されることになるでしょう。３カ国でのグループ開催を可能にすることで、多くの卓越したアスリートの知名度と驚異的な運動能力を高めることが可能になると思います」
「土曜日までに、私たちのグループの6カ国のうち4カ国が、最終ステージの2つの出場枠を争うことになります。この１週間は熾烈な戦いが繰り広げられるでしょう」
アメリカのヘッドコーチ ヘザー・ター
大会への期待 「私たちの目標は、常にベストのプレーをすること、そしてもちろん上位に入ることですが最終的にはアイルランドにいる間にチームUSAがどれだけ良くなるかを見ることです」
チームの準備 「アメリカは代表チームプログラムに入っていなくても、選手たちが大学の試合や、WPF、アスリート・アンリミテッド、あるいは日本での海外活動で技術や成長を向上させるチャンスが多くあるので幸運です。私たちのチームの選手は3日前に揃ったばかりなので、個々の準備に多少頼ってしまっていますが、ここでフィールドで一緒にいることを楽しみ、一体感を作り上げています」
新しい2ステージ制 「2ステージ制は多くのチームが最高レベルでプレーできる絶好の機会であり、ソフトボールという競技にとって素晴らしいことです。ソフトボールをあまり知らない国のみなさんにこの競技を披露できることを嬉しく思います。私たちはこの場にいることをとても誇りに思っています」
