21/07/2021 - 27/07/2021

 

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Softball Olympic Games 2020 - Official Payoff
東京2020ソフトボール競技まであと1ヶ月 ジェシカ・メンドーザ「もっとも競争の激しい大会の一つとなるだろう」オリンピックに高まる期待
21/06/2021 1 記事を読む目安時間

東京2020ソフトボール競技まであと1ヶ月 ジェシカ・メンドーザ「もっとも競争の激しい大会の一つとなるだろう」オリンピックに高まる期待

オリンピックソフトボールで2度メダルを獲得した野球アナリストのジェシカ・メンドーサがWBSCポッドキャスト「The Global Game」でオリンピック競技の自身の経験やコメンテーターとしての役割について明かした。

オリンピックソフトボールで2度メダルに輝いたジェシカ・メンドーサがWBSCポッドキャスト「The Global Game」に登場。そこで彼女は東京オリンピックのソフトボール競技は最も競争の激しい大会の一つとなるだろうと語った。

「過去にはいつもアメリカ、オーストラリア、日本がメダル候補だと思われていたけれど、カナダもこれまで以上に力をつけていて驚くだろうと思います。例えばベテランのDanielle Lawrie やLauren Bay から若手まで才能ある選手が揃っています。」とメンドーサは言う。「オーストラリアのGabbie Plainもそんな注目のベテラン選手の一人だし、私の父の家族の出身であるメキシコも常に野球大国でしたが、近年その人気と成長は著しいものがあります。最後のオリンピックではベネズエラも同じように成長していました。」

「どのチームもせめぎあって勝ったり負けたりしてほしい。どのチームにも実力に差はないのだと披露してほしいですね。」

オリンピックで3度金メダルを獲得しているアメリカは1996年から2008年までの直近4大会で表彰台に上っている。そのうち金メダル3個、銀メダルは1個。メンドーサは2004年に金メダル獲得、2008年は日本に敗れて2位となった。そのほかの国でオリンピックメダルを獲得しているチームはオーストラリアと中国だけだ。

アメリカ、日本、オーストラリア以外に1ヶ月後の東京オリンピックに出場するチームは、オリンピックに過去全大会出場のカナダ、3度目出場のイタリア、初出場のメキシコだ。

2021年6月21日で東京オリンピックのソフトボール競技まであとちょうど1ヶ月に迫った。その栄えある開幕戦の開催国日本とオーストラリアの試合は午前9時に福島で始まる。ソフトボールはオリンピックの公式開会式の2日前に行われるオリンピック最初の試合となる。

メンドーサ(40)はオリンピックではESPNの解説者としてソフトボール競技の試合全てに出るという。スタンフォード大学卒業のメンドーサは2008北京大会以来の歴史的復帰を果たすソフトボール競技出場の全てのアスリートたちに大切なアドバイスを伝えたいと言う。

「オリンピックが1年後に延びて2021年になってしまったこと、次のオリンピックでのソフトボール競技は2028年まで実施されないことがわかっています。それは大変なプレッシャーでしょう。しかしその重圧が特権だと言ったのはビリー・ジーン・キングです。オリンピックに出られるのはごく限られた人だけです。それを受け入れ、肌で感じ、その感覚、興奮、失敗全てを受け入れなければなりません。それができる立場にいることこそ特権なのです。」

またオリンピック競技へのソフトボール復帰は「何もかも大きな意味ある」とメンドーザは加えた。「特に、復帰する場所が日本だという事実には希望の兆しを感じます。2008年で私たちは日本に負けて金メダルを逃した。それはオリンピック最後のソフトボール競技で、当時はいつオリンピックでソフトボールが復帰されるかわからなかった。そして今回日本でのオリンピック復帰が決まって。。。。特別な巡り合わせがあるとしか思えません。少なくともソフトボールでは何か大きな意味があると思います。」

メンドーサはまたこのポッドキャストで自身のオリンピックでの思い出についても語った。アテネではその経験は最悪の始まり方だった。マイク・カンドレアスコーチの妻の訃報があったのだ。「それが悲劇がもたらすまやかしだったのか、何か特別だったのか、それともこういう状況ではよくあることなのか、この悲しみで私たちはむしろもっと繋がり合い、家族のような連帯感が高まったのです。」と語った。

メンドーサはこれがアメリカが大会を制することができた理由の一つだと思うと語った。「ともに辛い経験を乗り越えたので、一緒にプレーする仲間の気持ちがわかったのだと思います。」

北京オリンピックはソフトボールレジェンドのメンドーサにまた違った思い出を残した。

「銀メダルの獲得は勝利を意味しません。」2位に終わると言うことは金メダルを取れなかったと言う事実だとメンドーザは言う。「いまだに苦い記憶が残ります。」

今は立場が変わり、メンドーザはプロの野球解説者になった。彼女はESPNが韓国野球委員会(KBO)の試合を2020年4月に中継した時番組に出演した。「2020年4月は本当にとんでもない時期でしたね。」とメンドーサはタイラー・マウンに語った。「当時は近所の食料品店にすら行けなかったんですから。」

KBOは新型コロナウイルスでのロックダウン後最初にESPNが中継したプロスポーツだ。「私はオレゴンで、テレビ局はシカゴでした。」とメンドーサは振り返る。通常ではありえない環境での仕事だったが、それは「信じられないほど最高」で「パワフルな」ものだったと語った。

The Global Game