‘プレミア12’ トップ世界選手権 2015年に開催
03/07/2014 1 記事を読む目安時間

‘プレミア12’ トップ世界選手権 2015年に開催

スイス, ローザンヌ – 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)リカルド・フラカーリ会長は本日男子野球ナショナルチームによる新たな「プレミア12」世界選手権大会の実施を発表した。第一回大会は2015年11月に台湾で開催され、世界ランキングのトップ12カ国(ザ「プレミア12」)が出場する。

スイス, ローザンヌ – 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)リカルド・フラカーリ会長は本日男子野球ナショナルチームによる新たな「プレミア12」世界選手権大会の実施を発表した。第一回大会は2015年11月に台湾で開催され、世界ランキングのトップ12カ国(ザ「プレミア12」)が出場する。

プレミア12は4年毎に開催され、最高位の野球国際大会となり、同大会の勝者は世界ランキング決定の際に最大のボーナス・ポイントを獲得することになります。

WBSCはプレミア12に参加する全ナショナルチーム/野球連盟(NF)に総額数百万ドルの賞金を保証し、参加費用(例:航空運賃、宿泊費その他)を負担すると共に参加選手にはプレミアム・サービスと施設を提供いたします。

WBSCが第一回プレミア12を2015年11月開催するに至ったのは、国内リーグの多くがシーズンを終了し、世界のプロ野球選手がナショナル・チームに結集して10-12日間の試合に参加する機会を与えるためであります。この開催時期は世界のプロ野球リーグのスケジュールに影響しない上、台湾の気候が選手、ナショナルチームの活躍に適していると判断されました。

WBSCは2014年の世界ランキング決定後、年内(11月)にプレミア12への参加資格を得るナショナルチームを発表予定です。現在WBSCランキングのトップ12は、1.米国、2.日本、3.キューバ、4.チャイニーズタイペイ、5.ドミニカ、6.オランダ、7.カナダ、8.韓国、9.プエルトリコ、10.ベネズエラ、11.イタリア、12.メキシコで、僅か数ポイントの差で13.パナマ、14.オーストラリア、15.ブラジルと続いています。

世界ランキングを唯一の選出基準とするイノベーティブなアプローチは世界ランキングのダイナミックスと価値を高めるのみならず、ベースボールワールドカップ(U-12, U-15, U-18 and U-21)の結果は全てワールドランキングに反映されることから、既に成功裏に開催されている若年層のベースボールワールドカップの価値を更に高めることにつながると予想されます。

ワールドランキング(ランキング算出方法)はU-12からプロ野球にいたるまでの当該ナショナルチームの結果を反映するものであり、プレミア12とベースボールワールドカップは WBSC国際大会の枠組みを相互に推進してまいります 。

ランキングトップの国々の参加が約束されているプレミア12では最高レベルの試合となることが確実であり、選手、加盟国連盟、ファン、メディア、グッズ関係者、スポンサー、放送局の最大の関心を呼ぶことが予想されます。

フラカーリ会長のもとで具体化しているプレミア12の枠組みは選手、WBSC傘下の各国連盟、準会員、スポンサー、放送局からの声に応じたものです。

「WBSCは世界大会の枠組みにプレミア12を加えるという画期的な発表を行うことを嬉しく思っている」とフラカーリ会長は語った。

「プレミア12はトップの国々を結集し、世界のベスト・プレーヤーたちに国際舞台で自国を代表してプレーするという 最高の栄誉を与えるものである」

「プレミア12は膨大な視聴者を集める全世界的なショーであり、視聴者を楽しませるだけではなく、この新しいイベントの実施を望んでいた選手、各国連盟、ファン、その他のステークホルダーの期待に添うものである。」

今回の大々的なプレミア12発表は、WBSC主催・公認ナショナルチーム大会の人気、国際的な拡がり、市場価値が上昇しつつあるこの時期に行われ、またこの発表がフラッカーリWBSC会長のもとで行われている 野球とソフトボールをオリンピック競技に復帰させる活動に大きな推進力となることを目指すものである。

「プレミア12はWBSCがナショナルチームの更なる国際化、ブランド化に注力していることの証しである。」とフラカーリ会長は語った。「そしてプレミア12の商業価値、TV放送発信力はWBSC、各国連盟、およびステークホールダーがオリンピックに還元できる価値の具体例を明確に示すものである。」

国際放送

WBSCではプレミア12の全世界での放送が数億世帯に及ぶと予測しており、また大会開催に向けて開発中の数カ国語からなる(英語、スペイン語、日本語の3カ国語)オンライン/デジタルプラットフォームを通して数百万人以上の若いユーザーの利用を見込んでいます。韓国語、中国語は今後検討されていく予定のコンテンツです。

プレミア12のトーナメント方式

2015プレミア12では合計38試合が開催予定。

プレミア12のナショナルチームは6チーム毎の2グループに分け最初総当たりで各チームが5試合(合計30試合)を戦う。

各グループの上位4ヶ国が次のラウンドに進み、決勝トーナメント戦を行う。(準々決勝、準決勝、決勝)また3位決定戦も開催予定である。

プレミア12は常に夏季オリンピックの前年に開催され、オリンピック競技復帰の暁には五輪予選大会として実施する可能性があります。

プレミア12の4年毎の開催により各国連盟(NF)は試合予定、ナショナルチーム編成、WBSC公認大会で世界ランキングの上位を狙う戦略の策定が可能となります。

WBSCではプレミア12の大会ロゴなど「グローバル」なビジュアルブランドを追って発表する予定である。