日本がチャイニーズタイペイを6対0で完封し、女子野球ワールドカップ6連覇を果たした。日本は2010年から続く大会試合30連勝となった。
橘田恵監督は「英語で上手に伝えられるかわかりませんが、選手たちは実によくやったと思います。本当によい言葉が思いつきません」と語った。
日本は1回裏に先制点を入れる。チャイニーズタイペイの先発Hu Ching Wen が四球を与え中田友実が出塁、二盗、三浦伊織のゴロアウトで三塁。川端友紀のタイムリーで中田が得点、さらに川端も船越千紘と阿部希の連打で生還した。
2日間休息した里綾実はこの試合絶好調だった。チャイニーズタイペイは1回Chen Yu Hsuanのベースヒット、2回Wen Ya BoとTseng Chiで2安打を里から奪うも、走者は二塁以降に進めかった。里は最初の2回をわずか39球(29ストライク、0与四球)で終わらせた。
日本は2回裏に1点を入れる。二死から。出口彩香がセンターへヒット。Hu Ching Wenがさらに中田友実を歩かせ、三浦伊織がつづいてタイムリーを放った。
3回表先頭のChen Yu Hsuanがシングルヒットで出塁。チャイニーズタイペイは犠牲バントでChen Yu Hsuanを進塁させようとするが失敗に終わる。一死二塁、Chen Hsiao Mei がベースヒットで出塁するが、里は三振とゴロアウトでイニングを終わらせた。
4回里は1安打を許し死球を出すが、その後2奪三振で切り抜けた。
二つの守備エラーに助けられ、4回裏日本はさらに1点を追加。無死走者二、三塁。スーパーラウンド最終戦にカナダを倒したリリーフHuang Chiao Yunだが、日本のラインアップは止められなかった。三浦が犠牲フライで日本は5対0。川端友紀が左へライナーを放ち6対0となりHuang Chiaoを降板させる。Chiao Chi Laiが救援に立ち船越を歩かせた後ピンチを脱した。
今晩の試合で里は5回86球、61ストライクを記録した。継投した田中露朝は2イニング3奪三振、完璧な投球で勝利投手となった。
Japan poses with the World Cup Trophy