2013年7月28日  アメリカが第2回WBSC U-12野球ワールドカップ優勝
28/07/2020 1 記事を読む目安時間

2013年7月28日  アメリカが第2回WBSC U-12野球ワールドカップ優勝

アメリカ代表チームは1万人の観客で埋まった球場でチャイニーズタイペイを制し優勝した。

2013年7月28日台北市で行われた第2回WBSC U-12野球ワールドカップでは、満席1万人の観客の前でアメリカは前大会王者で開催国チャイニーズタイペイを8対1で下し、見事優勝した。2011年に大会が設立されてから、初出場となるアメリカが初優勝を飾った。

金メダル決定戦は2回裏で勝負が決まった。Joseph Naranjoが左超えソロ本塁打を放って試合の流れを決めた。6点のうち3点はセンターChing-Chieh Chenのエラー、そしてAnthony Volpeのタイムリー、さらに最後にJakob Hinesのライトへの二塁打。

先発Justin Campbellがアメリカの勝利投手。彼は5 2/3投球しわずか6被安打、1失点、1四球に抑え、4奪三振。チャイニーズタイペイは4回表に1点を返すことに成功した。Campbellが投球制限数に達すると、Matthew Allan がマウンドに立ち一塁手Naranjoのフライアウトで試合を締めくくった。

2013年U-12野球ワールドカップは14チームが出場した。3位決定戦では日本がベネズエラを8対2で下し銅メダルを獲得した。5位決定戦ではパナマが韓国に辛勝、メキシコはブラジルに完封勝利して7位を獲得した。

現在19歳のVolpeはU-15、U-18でアメリカ代表として出場し続けた。彼はその後2019年メジャーリーグベースボールドラフト会議の第一ラウンドでニューヨーク・ヤンキースから指名された。彼は現在二遊間を守る。

1977年、当時の世界野球統括機関AINBA(Asociación Internacional de Béisbol Amateur)が9歳〜12歳部門の大会Mundial Infantilを新設したが、この大会は3大会しか続かなかった。

2011年、国際野球連盟 (IBAF)が12歳以下部門の野球ワールドカップを設立した。大会設立にあたり、大会規定などはカナダのJim Babaが作成した。

これまでの5大会は全て台湾で開催。アメリカはU-12野球ワールドカップは3回優勝(2013、2015、2017)。チャイニーズタイペイは2度優勝(2011、2019)し、銀メダルも3度獲得している。キューバと日本はそれぞれ銀メダル2度獲得。キューバは銅メダルも一度獲得した。そのほかベネズエラ、日本、ニカラグア、メキシコも銅メダルを獲得している。

 U-12野球ワールドカップ