ユースワールドカップアフリカ予選を終えた選手たちがBaseball5がもたらした変革を称賛
20/06/2023 1 記事を読む目安時間

ユースワールドカップアフリカ予選を終えた選手たちがBaseball5がもたらした変革を称賛

先月ガーナで開催されたWBSCアフリカユースBaseball5ワールドカップ予選に参加した選手たちが5人制の都市型スポーツ・Baseball5が与えてくれた機会について振り返り、この競技を成長させていきたいという熱い思いを語った。

先月行われた世界野球ソフトボール連盟(WBSC)アフリカユースBaseball5ワールドカップ予選に出場した選手たちは、この競技が彼らの生活にもたらした変革について熱く語った。

開催国のガーナは、決勝戦でチュニジアに勝利して初のアフリカチャンピオンとなり、両チームが今年末に開催される第1回WBSCユースBaseball5ワールドカップの出場権を獲得した。ザンビアは、3位決定戦で南アフリカを破り、銅メダルを獲得した。

Baseball5がアフリカで人気を博している。野球やソフトボールの都市型バージョンである5対5のプレーに必要なのはゴムボールだけであるため、アフリカ大陸で大きく成長した。

ベナンのキャプテン、ビニョン・ブレイヤン・ファトンは「Baseball5はどこでもプレーできます。ゴムボールさえあればいいのです。Baseball5は、初めて国際的なイベントに参加する機会を与えてくれました。つまり、ありえないことが不可能を意味しないのです」と語った。

このコメントに同意するのはブルキノファソの選手であるウィルフレッド・ビエンヴェニュー・トゥーだ。「Baseball5は、道具がそれほど必要ないので、従来のベースボールよりずっと簡単にプレイできます」

また、Baseball5は、国際的なスポーツをしたり、大学進学を夢見る若者たちに、想像をはるかに超える機会を与えた。

ナイジェリアのオラミド・エマニュエル・オラオジョは「私は旅をしたことがありませんが、11歳で野球を始めたBaseball5が国を代表する機会を与えてくれました。他の国の選手とも会うことができ、より多くの知識を得ることができました」と語る。

ザンビアのキャサリン・チタニは「Baseball5が大学進学に役立ち、アジアなど他の大陸に行く機会も与えてくれることを願っています」と付け加えた。

「ザンビアに戻ったら、多くの学校にBaseball5を導入できるように頑張ります。Baseball5は2019年にザンビアに導入されましたが、もっとたくさんクラブを作りたいです」と意気込みを語った。

多くの若者がBaseball5をプレーし、Baseball5が提供する機会の恩恵を受けられるようにしたいというチタニの思いは、他の選手たちのコメントにも反映され、それぞれの国でゲームの成長を牽引し続けたいという。

南アフリカのイーサン・ゴブラー選手は、「(南アフリカの)名前を胸につけることはとても光栄なことです」と振り返った。「南アフリカでは、強いBaseball5コミュニティが作られようとしています。南アフリカでは、Baseball5のコミュニティを強固なものにしようとしています」

「今年の後半には、州選手権を開催する予定です。南アフリカでの発展は本当に期待できそうです」

南アフリカは、2022年の第1回WBSC Baseball5 ワールドカップに参加したアフリカ3カ国のうちの1つで、7位のケニアより1つ上、世界で最もBaseball5プログラムを成長させたチュニジアより1つ下の順位になった。

チュニジアのユースチームのキャプテンであるIlef Cheikhは「私は4年前からトレーニングをしていますが、想像もしなかったほどこのスポーツが大好きになりました」と語った。

「一緒に練習していたがチームに入れなかった選手たちに感謝したい。彼らがいなければ、ワールドカップに出場することはできなかっただろう」と振り返った。

そして、チュニジアを破ってトロフィーを掲げたガーナのキャプテン、エリザベス・レボールは、WBSCユースBaseball5ワールドカップへの遠征を前に、このスポーツの包括的な性質を賞賛したいと語った。

Levorは「この試合は、私の国にとって大きな意味があります。ガーナでは、男女混合のスポーツはないからです」と語る。

チュニジアとガーナがアフリカ代表として、第1回WBSC ユースBaseball5 ワールドカップに参加する。

今年末のWBSC ユースBaseball5 ワールドカップに続き、次回2025年はダカール2026年夏季ユースオリンピックが行われる。