がんを克服したオーストラリアのスター、リアム・ヘンドリックス選手がMLB Togetherのアンバサダーに就任
19/05/2023 1 記事を読む目安時間

がんを克服したオーストラリアのスター、リアム・ヘンドリックス選手がMLB Togetherのアンバサダーに就任

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは、「MLB Togetherは、我々のスポーツがファンや地域社会にとって何を意味するのか、その最たるものを表している」と述べています。

メジャーリーグベースボール(MLB)は、野球がパートナーシップやコミュニティの力で社会貢献を行う、リーグの新プラットフォーム MLB Togetherの設立を発表した。

MLB Togetherは、コミュニティへの参加、非営利団体とのパートナーシップ、社会的影響、ボランティア活動といった野球の指導原則を体現するもの。このプラットフォームでは、青少年のメンタルヘルスとウェルネスにも取り組む。

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは、「MLB Togetherは、私たちのスポーツがファンや地域社会にとって何を意味するのかを、まさに表しています。野球には共通の価値観を持ち、共通の問題に取り組むことで人々を結びつける力があり、それが私たちの文化の中で野球の地位を確固たるものにしてきました。MLB Togetherのプラットフォームを通じて、球団、パートナー、選手、ファンと共に、コミュニティへ有意義な影響を与えることを楽しみにしています」とコメントした。

3度のオールスターで、最近がんを克服したリアム・ヘンドリックスが、MLB Togetherのアンバサダーを務める。ヘンドリックス(34)は2009年のワールドベースボールクラシックにオーストラリア代表として出場した。現在、シカゴ・ホワイトソックスと3年5400万ドルの契約を結び、最終シーズンを迎えている。

2023年1月8日、ヘンドリックスは非ホジキンリンパ腫と診断され治療を開始したことを発表し、4月5日、自身のインスタグラムアカウントで、化学療法を終えたことを発表した。そしてついに4月20日「ガン寛解」を宣言した。ホワイトソックスで生バッティング練習を開始する予定だ。