オーストラリア野球リーグは新型コロナウイルスの世界的なパンデミックの影響で2021/22シーズンの開幕を見送り、新たに2022/23シーズンに大々的に再開することを発表した。2021/22 ABLシーズンは12月の開幕を予定していた。
オーストラリア野球連盟の最高責任者グレン・ウイリアムズ氏は今リーグの長期的展望と持続可能な発展を考慮した末の苦渋の決断だったと語った。
「オーストラリアの新型コロナウイルスに関する規制状況はまだまだ先が読めないため、成功裏にABLシーズンを行えないと判断しました」とウイリアムズ氏は続けた。
「ABLはファン、選手、コーチ、オフィシャル、そのほかの野球関係者たちを一番に考えています。持続可能なシーズンが行えるようできる限りの解決策を考えましたが、これ以上の打開策は見つかりませんでした」
新型コロナウイルス規制が今後緩和もしくは廃止されれば、ABLの2022/23シーズンはAuckland Tuatara対Geelong-Koreaの対戦で大々的に復活する。その暁には熱い夏の舞台でオーストラリアとMLBのスターたちが大きく活躍するだろう。
「この数年間の私たちの目標は、ABLの持続可能発展と、オーストラリアスポーツにおける野球の人気や認知度をあげ世界トップの野球リーグに入ることです。それには経済的に安定したチームが必要なのです」と言う。
ABLは世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の準会員。オーストラリア代表野球チームは現在WBSC野球世界ランキング7位。