ファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスは8-0でバランキージャ・カイマネスを完封し、第1回ベースボール・チャンピオンズ・リーグ・アメリカ大陸のタイトルを獲得した。
ファーゴは打数でもバランキージャに11-5で凌駕した。先発の左腕タイラー・グラウアーは6イニングを投げ抜いた。
試合後にグラウエーは「序盤は調子が良く、早い段階でアウトを取れて自信に繋がったと思います。今夜はすべてがうまくいってどんなカウントでもオフスピードを使いたくなったし、本当に球が必要なときには速球に頼りました。試合をよく知っているトニー・モラレスと組んだことも助けになったと思います」と語った。
ファーゴのブルペン陣は、3回無失点でグラウエーを援護した。
クリス・コステ監督は「今夜は、投手陣がすべてうまくやりました。グラウアーとは3年来の付き合いですが、彼がチェンジアップのフィーリングを掴めば、勝つチャンスは十分にあるとわかっていました。初回が終わった後、私はコーチたちに 今夜はいけるぞと言いました」と語った。
バランキージャの1年目監督、カルロス・ビダルはファーゴの投手陣を評価した。「彼らは無駄な投球をせず、素晴らしい仕事をしていたと思います。私たちも最高の投手をマウンドに上げてこの試合に臨みましたが、ファーゴはよくリードを奪いました。時には試合をうまくコントロールできないこともあるものです」
頭をよぎるのは、総当たり戦の初回、ファーゴが奪った8得点のことだ。それで何かが変わったのだろうか?「この試合のために最高の投手を温存しようとしたのですが、思い通りにはいきませんでした」
両監督は、ベースボール・チャンピオンズリーグ・アメリカ大会の成功を称えた。
コステ監督は「素晴らしい大会です。第1回大会の優勝者として歴史に名を残す監督になれて、言葉では言い表せないほどうれしいです。アメリカの次に好きなメキシコでの優勝は、特別なものです」と言い、
ビダル監督は、「1年目の監督として素晴らしい経験でした。この大会はいい野球を見せてくれました」と語った。
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レッドホークスのマウンドには、2021年に24歳でファーゴでプロデビューし、以来レッドホークスでプレーする左腕タイラー・グラウアーがマウンドに上がる。
カイマンズはアメリカ人投手ジャレン・ミラー(30)が先発。2023年シーズン、アメリカン・アソシエーションでカンザスシティ・モナークスのスター選手だった。
ファーゴは2回裏に先制。ミラーが先頭のマックス・マーフィーを四球で歩かせ、1アウトでレオバルド・ピニャーに死球。中堅手のアレック・オルンドが2球目を捉えて中前適時打を放った。
ミラーはディロン・トーマスを歩かせ2アウト満塁。捕手のロイ・モラレスが中前打を放ってオルンドとピニャが得点して3対0にリード。ミラーが降板。
継投のホセ・ピニャはファーゴの打線を止められず、二塁手デイズン・クロースが2ボールから適時打を放つ。マニー・ボスカンの右中間へのフライで3アウト。
3回、グラウアーがディロン・トーマスの援護で1人目の打者を凡退。
5回裏、レッドホークスがリードを広げた。カイマンズの3人目の手投手フェルナンド・ペレスが四死球、1アウトでルーベン・ガリンドと交代したがレオバルド・ピニャーとサム・デクスターがそれぞれタイムリーでこれを迎えた。
6回裏、2アウトで右翼手マックス・マーフィーがガリンドの3球目をセンターへホームラン。バランキージャは5人目の投手ルイス・モレノに交代。
グラウエルの見事な投球は、6回85球(ストライク64球)で終わった。彼は7奪三振、4被安打の成績。ファーゴは右腕ギャレット・アレキサンダーを継投に送った。
右投げのアレクサンダー・デュボルドが三者凡退で試合を終わらせた。