バトリオスタジアムで行われたこの試合、カナダは日曜日のイタリア戦の敗戦から立ち直り、カナダは堅実な打撃で接戦の末日本を6-5で下した。カナダはケルシー・ハーシュマンがホームランを放ち、11安打の大活躍を見せた。
この試合、日本は2度リードを奪い、先発の後藤希友とリリーフの三輪さくらが力投。1回に川畑瞳の二塁打で先制すると、1-1の同点で迎えた2回には塚本蛍のソロ弾で2-1とした。
3回カナダは、エリカ・ポリドリの同点タイムリー、ラリッサ・フランクリンの勝ち越しタイムリーなど3得点で逆転し試合の主導権を握った。5回にはカラム・ピルグリムの三塁打で1点、その1イニング後にはケルシー・ハーシュマンの本塁打で6-2とカナダがリードを広げた。
6回裏、モーガン・ラッケルに代わってサラ・グローネウェーゲンがサークルに入ったが、内藤実穂と原田のどかに連続ホームランを許し、日本は1点差に詰め寄った。
7回、ラケルがサークルに戻り、日本が同点チャンスを得る。先頭の中川彩音が右中間への安打で出塁し、二盗を決め、捕手ナタリー・ワイドマンの送球エラーで三塁へ進んだ。同点まであと一歩のところでラケルが三ゴロと一塁へのフライに仕留め二死三塁へ。最後は内藤が送りバントを仕掛けるが、ラケルの好守で21個目のアウトを取り試合が終了した。
ラケルは6.2イニング投球、6安打、2失点、4奪三振で勝利。
カナダが女子ソフトボール・ワールドカップやオリンピックで日本に勝ったのは、2004年のアテネ・オリンピックで日本チームを1-0の8回コールドで下して以来。当時の試合では、ジャッキー・ランスが勝ち越し点を挙げ、ローレン・ベイが8回完封で勝利を収めた。