カナダ、アメリカ、ベネズエラがオリンピック野球出場に一歩前進
フロリダ州で開催中のWBSC野球アメリカ大陸予選のオープニングラウンド２日目が終了。グループBはコロンビアとキューバの敗退が決まり、無敗同士のカナダとベネズエラの試合でオープニングラウンドの最後を飾る。カナダとベネズエラの勝敗成績はスーパーラウンドにキャリーオーバーされる。
グループAはアメリカ（2勝0敗）がスーパーラウンド進出を決めた。成績の並んだドミニカ共和国（1勝1敗）はニカラグア（1勝1敗）は３日目にノックアウト対決をする。プエルトリコ（0勝2敗）はすでに敗退が決まっているが、最後にアメリカとの試合が残されている。
試合２日目のまとめ
9回表2対1で追うコロンビアの三塁手 Jordan Diazは新たに救援に立ったベネズエラのGabriel Moyaと対峙すると、左翼方向に同点本塁打。しかしコロンビアの同点の喜びもつかの間、９回裏にはDiego Rinconesがサヨナラ本塁打を決め、ベネズエラはコロンビアに3対2で勝利した。コロンビはオリンピック敗退決定、ベネズエラは無敗でオリンピック出場に一歩駒を進めた。
ニカラグアは10回7対6でプエルトリコに勝利。２回、ニカラグアLuis Alen本塁打にプエルトリコのJesmuel Valentinが本塁打で返し、プエルトリコは８回まで５対２でリード。試合中盤は両チームのブルペンが一掃するも、８回表ニカラグアの打線が動き５対５の同点へ。ニカラグアはWBSC国際試合のタイブレーク方式を最大限に利用し２点を追加し勝ち越した。
カナダは１回Carlos Viera を相手に３点を入れて好スタートを切り、６対5でキューバに勝利した。メジャーリーグベースボール（MLB)のベテランJohn Axfordが９回救援に立ち、キューバの逆転の試みを抑えた。キューバは野球がオリンピック生背式種目になった1992年以来初めてオリンピック出場を逃した。
アメリカは序盤から試合を制しドミニカ共和国を8対6で下した。しかしドミニカ共和国は三塁手Diego Gorisの本塁打で６回逆転リードに成功。しかし６回裏アメリカは４点を返してリードを奪い返した。９回先頭の指名打者Juan Franciscoがこの日２度目の本塁打を放つが、アメリカは逆転を抑えて逃げ切った。
