東京2002オリンピックソフトボール競技第2日目は3試合とも一点差に終わり、競争力の高いこれらの試合がこの10年でいかにソフトボールが国際的に発展したかを証明した。7月22日(木)に福島県営あづま球場で行われた試合では、日本はメキシコに延長8回3対2、アメリカがカナダに1対0、オーストラリアはイタリアに1対0で勝利した。
東京2020ソフトボール全17試合のうち6試合が終了。横浜スタジアムに会場を移して行われる試合3日目(第7、第8、第9試合)対戦カードの過去の成績を見てみよう。
7月24日(土)
世界8位オーストラリア対第3位カナダ
- オーストラリアとカナダは過去オリンピックで4大会全てで対決。最後に行われた北京では2度対戦。オーストラリアが全5試合勝利。
- 北京2008ではオーストラリアは予選ラウンドでカナダに4対0、準決勝では5対3でそれぞれ勝利した。
- カナダが5敗を喫したオーストラリアはカナダにとって唯一の強敵。
- 2018世界選手権大会ではグループステージでオーストラリアがカナダに2対0で勝利したが、準決勝でのノックアウトステージではカナダに12対0で敗れた。
- 東京2020でのこれまでの盗塁4のうち、2つはカナダのエリカ・ポリドーリとケルシー・ハーシュマンによるもの。
- 東京大会でカナダは四球9。他のチームより5つ多い。
世界1位アメリカ対5位メキシコ
- ソフトボールは1996年初実施以来、アメリカはメキシコとワールドカップ、パンアメリカン競技大会、パンアメリカンゲームズ、パンアメリカン競技大会合わせて11回対戦し、アメリカはそのうち10試合で勝利。
- 2017パンアメリカン競技大会でメキシコはアメリカに延長8回 7-2で勝利し準々決勝に進んだ。両チームは決勝で再び対戦したが、アメリカが9対0で優勝
- アメリカが優勝した2018世界選手権大会のグループステージでは、アメリカはメキシコに5-2で勝利。
- ヘイリー・マックレニーは2020東京オリンピックで現在打率首位 (.800)。
- メキシコは東京オリンピックではこれまで本塁打は、アニサ・ウルテスのソロ本塁打の1本のみ。
世界2位日本対イタリア
- 過去のオリンピックでは日本は2度イタリアと戦い、どちらも勝利している。日本は2000年大会ではグループステージで2対0で勝利しその後銀メダルを獲得した。銅メダルを獲得した2004年、日本はイタリアに1対0で勝利した。
- ソフトボールが1996年初実施以来、日本とイタリアはオリンピック、世界選手権大会、ワールドカップ合わせて6回対戦。6試合とも日本が勝利。
- この6試合のうち最後に対戦したのは2018世界選手権大会。日本が9対0で勝利。
- 東京2020では2試合すべてで藤田倭が本塁打をマーク。東京オリンピックで唯一マルチ本塁打を記録しているのは藤田のみ。
- 藤田はまた山本優と並んでRBIsでも現在大会首位(3)。
- この試合は今大会最多得点の日本(11)と得点最下位のイタリア(0)との戦いとなる。