「カーネクスト侍ジャパンシリーズ 日本vs欧州」第1戦 日本が欧州を完封
06/03/2024 1 記事を読む目安時間

「カーネクスト侍ジャパンシリーズ 日本vs欧州」第1戦 日本が欧州を完封

世界No.1の投手陣は欧州チームの打線を6安打に抑えた。日本の上位打線は11安打中7安打を記録。第2戦は3月7日(木)19:00(現地時間)に予定されている。

「カーネクスト侍ジャパンシリーズ 日本vs欧州代表」が開幕。第1戦では世界No.1の日本が27,698人のファンの前で欧州チームを5-0で破った。

1番の塩見泰隆と代打の西川史礁があわせて2安打、近藤健介と紅林弘太郎もそれぞれ2安打を放った。

塩見のセンターでの活躍もあり、日本は6投手の継投プレーでヨーロッパを6安打に抑えた。欧州チームが三塁まで進んだのは1度だけだった。

欧州チームのマルコ・マッツィエーリ監督は「今夜は平良、宮城、山下と対峙したが、彼らは将来MLBで戦えるレベルだ」と日本の投手陣に感銘を受けた。

「欧州チームの選手たちもよくやりました。いい守備もあったし、見事な打席も見られました。リディは6回、山下をフルカウントから打ちとりましたし、栗林のような定評のあるクローザーを相手に3安打を記録しました。残念ながら先頭打者を交代させなければなりませんでしたが、そうでなければ得点できていただろうと思います」

「投手陣はよくやったと思います。それだけ侍ジャパンの打者が良かったということです」と結んだ。

日本の井端弘和監督は「ヨーロッパの打線は素晴らしかったです。彼らは速球に対応できることを証明しました」とコメントした。

カーネクスト侍ジャパンシリーズ 日本vs欧州代表」開幕戦の始球式前に、能登半島地震の犠牲者へ黙祷が捧げられた。始球式の投球は地元女子チームの投手が務めた。

試合実況

1回裏、日本が先制。先頭の塩見泰隆が安打で出塁。一死からベテラン左翼手の近藤健介が左中間へ二塁打。続く村上宗隆のタイムリーで先制点を奪った。三塁走者・紅林弘太郎のタイムリーで2-0。

塩見は走者三塁の場面でセンターへのフライを滑り込んでキャッチしヨーロッパの得点を防いだ。

2回裏、ヨーロッパのマウンドにはマーティン・シュナイダーが上がったが、3回裏1アウト、カウント2-2で故障のため降板した。代わってダルトン・フォン・シャマンが登板した。

6回裏、近藤健介は、走者2人の場面で二塁打を放ち、日本のリードを4-0に広げた。フォン・シャマンに代わってダニエル・アルバレスがリリーフ。万波中生をゴロに仕留めてダブルプレーに打ち取りこの回を切り抜けた。

6回、アルバレスは2死から四球と安打を許した。ピンチヒッターの西川史礁がリリーフのフランクリン・ヴァン・ガープからタイムリーを放ち、5-0となった。

9回表、ヨーロッパは、栗林良吏から得点を奪うチャンスがあった。ピンチヒッターのワンダル・エンカルナシオンがヒットで出塁したが、セカンドゴロで1アウト。捕手マルティン・チェルベンカのヒットやピンチヒッターのマルティン・ムジークの四球出塁でチャンスはあったが、得点には繋がらなかった。

欧州チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 0 = 0 (6安打、0 エラー)
日本    2 0 0 0 2 1 0 0 x = 5 (11安打、 0 エラー)

日本 CF塩見泰隆(3打数1安打、西川史礁翔2打数2安打)、2B・SS小園海斗(3打数1安打)、LF近藤健介(3打数2安打、森下翔太1打数0安打)、DH村上宗隆(3打数1安打)、RF万波中正(3打数0安打、 田村俊介1打数0安打)、3B紅林弘太郎(4打数2安打)、SS源田壮亮(3打数0安打、中野拓夢1打数0安打)、C坂倉将吾(3打数0安打、古賀悠斗1打数0安打)、1B石川昴弥(3打数2安打)
投手 平良海馬IP2、K0、BB1、H2、ER0、宮城大弥IP2、K2、BB0、H0、ER0、森下暢仁IP1、K2、BB0、H1、ER0、山下舜平太 IP 2、K 2、BB 0、 H 1、ER 0、 根本悠楓 IP 1、 K 1、 BB 0、H 1、 ER 0、 栗林良吏 IP 1、K 2、 BB 1、 H 3、 ER 0

欧州チーム  CFエンゲル・ベルトレ(3打数0安打、デラノ・セラサ)、RFマレク・フルプ(3打数0安打)、3Bアレックス・リディ(3打数1安打、ワンデル・エンカルナシオン1打数1安打)、Cマルティン・チェルベンカ(3打数1安打)、1Bジュレミ・プロファー(2打数1安打、マルティン・ムジーク)、LFダニエル・ヒメネス(3打数2安打、ノア・ウィリアムソン1打数0安打)、DHアルベルト・ミネオ(2打数0安打、シャーロン・スコープ1打数0安打)、SSエディソン・バレリオ(3打数0安打)、2Bリカルド・パオリーニ(3打数0安打)
投手陣 トム・デブロック IP 1、 K 1、BB 0、 H 4、 ER 2、マルティン・シュナイダー IP 1.1、 K 1、 BB 0、 H 0、 ER 0、ダルトン・フォンシャマン IP 2, K 3, BB 0, H 4、ER 2、ダニエル・アルバレス IP 1.1、 K 0、BB 1、H 0, ER 1、フランクリン・ファンフルプ IP 1.2、 K 0、BB 0、 H 1、ER 0、ルイス・ルゴ IP 0.2、 K 0、BB 0、H 2、 ER 0

68660006

第2戦の先発はマルクス・ゾルバッハ、日本は金丸夢斗。

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