3月6日（水）、7日（木）に予定されている「カーネクスト侍ジャパンシリーズ 日本vs欧州代表」を控え、欧州チームは唯一の練習試合を日本プロ野球（NPB）のファームリーグに新たに参入したくふうハヤテベンチャーズ静岡と行い、4-4で引き分けに持ち込んだ。
マルコ・マッツィエーリ監督は予定通り9人の投手を起用し、ロースターの各守備選手に打席を与えた。
「いい試合ができ、水曜と木曜の試合のための判断に役に立ちました。投手陣のコンディションを見極めるチャンスもありましたし、いいサポートをしてくれた選手もいました」と語った。
ハヤテは2回表、ルイス・ルゴを相手に先制した。先頭・福田秀平（一塁）が出塁すると、ハヤテは連打で満塁とし、守備エラーで得点。2点目は併殺の間に得点した。
1回にアレックス・リディとジュレミ・プロファーがそれぞれ安打を放った以外、欧州チームは先発の西浜勇星からはダニエル・ヒメネスの内野安打以外奪えなかった。6回、アルベルト・ミネオがプロファーの代打で二塁打で出塁したのが欧州チーム最初の長打となった。
8回表、ハヤテはフランクリン・ヴァンフルプを相手に、福谷力（指名打者）と西川僚祐（左翼手）の安打で2点を追加した。
4-0とリードされた欧州チームは、8回裏にリリーフの竹内奎人を相手に1点差まで迫った。ミネオが2アウトからその日二度目の二塁打を放ち、竹内はシャーロン・スコープを四球で歩かせて得点チャンスを作ると、マレク・フルプが左中間を深々と破る3点本塁打を放った。
9回裏一死走者一塁で、この日2度目の打席となるノア・ウィリアムソンがクローザー奥田健誠からの剛球を返して二塁打、捕手のガブリエル・リノもフルカウントからレフトへの犠牲フライで同点に追いついた。しかし、ワンデル・エンカーナシオンがセカンドゴロに倒れ、試合は同点で終わった。
ハヤテ 0 2 0 0 0 0 0 2 0 = 4 (7 安打、0 エラー)
欧州チーム 0 0 0 0 0 0 0 3 1 = 4 (8 安打、2 エラー)
ハヤテ 2B 瀬井裕紀 (0-3)、 3B 宜保優 (0-2、 折下光輝 0-2)、DH 深谷力(1-2、 1 RBI)、 1B 福田秀平 (1-4)、 LF 西川僚祐 (2-4)、 SS 仲村来唯也(1-3)、 C 深草駿哉 (0-2、 高橋駿 0-2)、RF 富山太樹 (0-3、居谷匠真)、 CF 篠原玲央 (1-3)
投手 西浜勇星 IP 4、 SO 3 BB 3 H 3 ER 0、 村上航 IP 1、 K 2、, BB 0、 H 0、 ER 0、大生虎史 IP 1、 K 2、 BB 0、 H 1、 ER 0、 田中健二朗 IP 1、 K 0、 BB 0、 H 2、 ER 0、 竹内奎人 IP 1、H 0、 BB 0、 H 2, ER 3、 奥田健誠 IP 1、 K 0、 BB 1、 H 1, ER 1
欧州代表チーム CF エンヘル・ベルトレ (0-2、 RF ノラ・ウィリアムソン 1-2、 C マルティン・チェルベンカ (0-2、 ガブリエル・リノ 0-2、 1 RBI)、 3B アレックス・リディ (1-1、 ワンダル・エンカルナシオン 0-3)、 DH ジェレミ・プロファー (1-2、 アルベルト・ミネオ 2-2)、SS エディソン・バレリオ (0-2、シャーロン・スコープ 0-1)、RF-CF マレク・フルプ (1-4、 1 HR, 3 RBI)、 1B マルティン・ムジーク (0-3)、 LF ダニエル・ヒメネス (1-1、2B リカルド・パオリーニ 0-2)、 2B-LF デラノ・セラサ (0-3)
投手 ラース・ハイヤー IP 1、 SO 0 BB 0 H 0 ER 0、 ルイス・ルゴ IP 1、K 0、 BB 0、 H 3、 ER 0、 ダニエル・アルバレス IP 1、 K 1、 BB 0、 H 0、 ER 0、 フェルナンド・バエス IP 1、 K 2、 BB 0、H 0, ER 0; ティアゴ・ダシルバ IP 1、 H 1、 BB 0、 H 1、 ER 0、 ダルトン・フォンシャマン IP 1、 K 0、 BB 1、H 0、ER 0、スベン・シュラー IP 1、K 0、BB 0、 H 0、ER 0、フランクリン・ファンフルプ IP 1、K 1、 BB 2、 H 2、ER 2、 ケビン・ケリー IP 1、 K 1、 BB 2、H 1、ER 0
侍ジャパンは、2024年元日に発生した地震で被災した石川県能登半島の人々を支援するため、「侍ジャパンシリーズ 日本vs欧州代表」期間中に募金活動を行うことを発表した。
