世界野球ソフトボール連盟（WBSC）は、第1回WBSCユースBaseball5ワールドカップを、活気あふれる都市アンカラ（トルコ）で開催することに決定した。トルコでは初の国際的な野球・ソフトボール大会となる。
トルコのアンカラでは10月10日から15日まで、イェニマハレ都市圏のスポーツ・コンプレックス（イェニマハレ・スポール・コンプレクシ）で同大会が開催される。
WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は、トルコ野球ソフトボール連盟に宛てて「私たちは、あなたの国で初めてWBSCワールドカップを開催できることに興奮しています。ユーススポーツの振興に尽力してくださるあなた方に感謝するとともに、WBSCユースBaseball5ワールドカップの第1回大会で新しい都市型種目の立ち上げに協力できることを嬉しく思っています」とメッセージを送った。
トルコ野球・ソフトボール連盟のナヒト・サヒン会長は、「この記念すべき大会の開催地にアンカラを選んだWBSCの信頼と支援に心から感謝します。私たちはどちらもこの競技に対する共通の情熱で結ばれ、卓越性を追求を原動力としています。一緒に大会開催に乗り出すことを楽しみにしております。皆さんの揺るぎないサポートに心より感謝します」とコメントした。
ユースBaseball5ワールドカップは、昨年メキシコで開催された第1回WBSC Baseball5ワールドカップに続き、都会的でダイナミック、そしてペースの速いスポーツであるBaseball5の驚くべき旅路の新たなマイルストーンとなる。瞬く間に世界的な人気を獲得したBaseball5は、2026年のダカール・ユース・オリンピックでオリンピック・デビューを果たすことも決定している。
アナトリアの中心に位置するアンカラは、1923年10月29日に共和国が成立して以来、国の首都となっている。アンカラの人口は都心部で510万人、地方を含めると570万人。
アンカラの基礎は青銅器時代（紀元前3300～1200年）のハッティク文明にさかのぼり、ハッティア、ヒッタイト、リディア、フリギア、ガラテヤ、ギリシア、ペルシャ、ローマ、ビザンチン、オスマン帝国のさまざまな遺跡がある。ガラティアの首都（紀元前280年～64年）、ローマの州都（紀元前25年～7世紀）、オスマン・トルコの首都（1393年～）でもある。
「この名誉ある大会をアンカラで開催することは、トルコ野球・ソフトボール連盟にとって大きな意義があります。この大会の実現は、私たちが新しい形の野球を受け入れ、草の根的な参加を促進し、トルコ全土の野球・ソフトボールファンを増やすことを目標とした私たちの揺るぎない献身を証明するものです。Baseball5が文化の垣根を越え、団結力、チームワーク、健全な競争を育む可能性を秘めていると確信しています」
チュルキエは2019年、ボドルム・アンティーク劇場（Bodrum Antik Tiyatrosu）でのイベントを通じてBaseball5（Beyzbol5）を導入した。
サヒン会長は、5人制野球／ソフトボールのBaseball5をさらに発展させる意向だ。「この革新的な野球とソフトボールのフォーマットは、アスリートとファンを魅了し、垣根を取り払い、あらゆる背景を持つ人々の参加を歓迎する、包括的でダイナミックな体験を提供します」
すでに7つの代表チームが、12チームで構成されるWBSC ユースBaseball5ワールドカップの出場権を獲得している。
アフリカ（2）チュニジア（8位）、ガーナ（33位）
アメリカ大陸（3）7月にベネズエラのラ・グアイラで予選大会予定
アジア（3）-チャイニーズ・タイペイ（2位）、韓国（12位）
ヨーロッパ（2）-フランス（3位）、トルコ（20位）
オセアニア（1）
ワイルドカード（1）
「この大会は、才能あるアスリートにとって、国際的な舞台で自分たちのスキルを披露する素晴らしい機会です。この大会では、私たちの進歩を測り、最高の選手たちから学び、世界中の野球・ソフトボール連盟の仲間たちと貴重な関係を築くことができます。私たちはこの大会を、トルコに活気ある野球・ソフトボール界を作り、あらゆるレベルの才能を育て、未来のチャンピオンへの道を切り開くための足がかりとなるものと考えています」
「トルコ野球・ソフトボール連盟の会長として、この大会の大成功のためにいかなる努力も惜しまないことをお約束します。私たちは、参加チーム、関係者、観客にとって忘れられない経験を作り上げるために、たゆまぬ努力を惜しみません。私たちは、国と国との間に強い絆を築き、次世代の野球・ソフトボール愛好家を鼓舞し、私たちの愛するスポーツを発展させるための不朽のレガシーをチュルキエに残すことを目指しています」
