華南市にはもはや赤と白のカラーが象徴的な独自の野球チームは無くなったが、彼らの心は新世紀の草の根野球の発展振興に移っている。Robert Li 会長は、HNFHがチャイニーズ・タイペイ野球協会と提携をスタートさせたきっかけについて次のように説明した。「全ては2007年に、才能ある沢山の若い選手達が、経済的および雇用上の理由から自分達の愛するスポーツを諦めていることを知ったことから始まりました。そこで、私たちは中華民国棒球協会と協力して、これらの子供たちを支援するために『 One Baseball, One Dream』という計画を始めたのです。」
HNFHが「One Baseball, One Dream」プロジェクトを開始し、草の根野球の基礎的なレベルのU-12 とU-15に尽力するようになって、野球の技術だけではなく、選手達が自分に自信を持つこと、持続力を身につけること、そしてチームワークを学んでいくことができるのを目のあたりにしています。この精神的な資質は彼らの将来の発育に多大な影響を与えることができるのです。Robert Li
HNFHが“One Baseball, One Dream”を企画してから17年になり、Li氏は「草の根野球に参加させてもらうことにより、台湾野球の発展のより良い未来に貢献できます 」と語る。さらに彼は、「台湾で国際大会の主催者を後援し、世界中のすべてのエリート選手のプレーを歓迎することは、これらの大会を単なる競技はなく、台湾の人々に世界を知り、世界に台湾人の情熱を体験してもらうとても素晴らしい方法になると思います」と述べた。
「大会の終わりには彼ら全員が友達になれることを願っています」と加え、過去数回の大会で最も印象に残ったのは、「たとえ相手が塁打を奪ったとしても、選手たちが素晴らしいパフォーマンスをした選手たちに拍手を送っていたことでした」とLi氏は、第6回大会の南アフリカ対チャイニーズ・タイペイの試合について振り返った。その試合では、南アフリカの Sean Cupido選手の強打をチャイニーズ・タイペイの遊撃手 Shu-Wei Yeh選手がキャッチして、Cupido選手がダッグアウトに戻りながらその努力に拍手を送っていたのに感動したという。