イタリア女子代表ソフトボールチームはフリウリ・ベネチア・ジュリア州に戻り東京2020オリンピックと2021ヨーロッパソフトボール選手権大会に向けて1週間の合宿をスタートした。合わせて22選手が新たなヘッドコーチ、フェデリコ・ピッツォリーニ氏によって選抜された。
イタリア野球ソフトボール連盟 (FIBS - Federazione Italiana Baseball Softball) のアンドレア・マルコン会長とピッツォリーニヘッドコーチ(COVID-19感染無症状のため欠席)はビデオ会議を通してメッセージを送り、二つの大きな目標について同意した。「ヨーロッパ選手権大会で再び勝利し、オリンピックでもメダルを獲得しましょう。」
この合宿でチームは1月末以来に集結する。前任のエンリコ・オベレッターコーチが亡くなってから初めてのソフトボール活動でもある。オベレッターコーチはCOVID-19による合併症で先月逝去した。
チームのキャプテン、エリカ・ピアンカステッリは「私たちの夢はプレーしてメダルを獲得することです。私たちのためだけでなく、エンリコのためにもぜひこの夢を実現させたいです。」と語った。
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この合宿は東京オリンピックの数週間前の6月27日から7月3日までヨーロッパ選手権連覇が行われるグラデイスカ・ディオンゾとロンキ・デイ・レジオナーリで行う。
イタリアは7月21日、イタリア悲願のソフトボールでの初のオリンピックメダル獲得を目指す。初戦は福島で世界1位のアメリカと対戦。オリンピックでのこれまでのイタリアの最高成績は5位(シドニー2000)、その4年後のアテネ2004では8位に終わった。東京2020はイタリアにとって3度目のオリンピックソフトボール大会出場となる。