オーストラリアのエース、ジャック・ベスグローブがWBSC U-23男子ソフトボールワールドカップの最優秀選手に選ばれた。大会を通じて素晴らしい活躍を見せ、特に決勝戦では圧巻の試合を展開して優勝タイトルを獲得して大会を締めくくった。ベスグローブは、48回投球、82奪三振、19個被安打と8自責点を記録した。
閉会式後「特に世界の舞台で、このような賞をもらうのは初めてです」とベスグローブは語った。
ベスグローブは、昨年12月に開催されたシニア男子ソフトボールワールドカップで優勝している。「1回目は特別でしたが、今回も最高ですね」
「ジャックは、私がこれまで見てきた中で最も素晴らしいアスリートの一人です。彼は間違いなくよく働いてくれました」と、オーストラリアのヘッドコーチ、デビッド・メテキンギは語った。「彼はハードワークで、多くのトレーニングをこなしていますが、チームプレイヤーとして本当に優れています」
WBSCはまた、第1回U-23 男子ソフトボールワールドカップのオールワールドチーム(ベストナイン)も合わせて発表した。7チームから選出された。
最優秀左腕投手は、決勝戦前に5勝1敗、41イニングを投げて71奪三振、防御率1.37を記録したオーストラリアのベスグローブ。最優秀右腕投手はアルゼンチンのフアン・ホセ・ペペ、27イニングを投げて45奪三振、防御率0.78。
今大会の最優秀捕手は、打率.294、2打点で大会を終えたカナダのミッチェル・マッケイ。
日本からは、打率.333、本塁打、3打点で最優秀指名選手の菊川智己と、打率.444、3打点、5打点で日本代表の佐藤光希の2名がオールワールドチームに選出。
最優秀一塁手はニュージーランドのブロック・アットウェル、二塁手は、ブロック・エヴァンス。アットウェルは、本塁打、三塁打、二塁打2本で打率.333を記録し、エバンスは8打点で大会首位、打率も.318を記録した。
オーストラリアのライリー・ジェームズは、打率.350、3三塁打と2打点を記録し、オールワールドの三塁手となった。彼のチームメイト、ライアン・キングは外野手に選ばれた。キングは打率.368、2本塁打、7打点でチーム首位打者。
チームWBSCのネリー・デル・シドは、打率.579で最優秀打者、19打席で11安打を集め、3打点。
3人目の外野手は、メキシコ出身のジョーダン・ソロリオ、打率.348、本塁打1、8得点。
個人賞
- 首位打者:ネリー・デル・シド(打率 .579) ニュージーランド
- 投手ベストイレブン:フアン・ぺぺ(0.65 ERA) アルゼンチン
- 投手ベスト勝敗:Jonas HAJNY (3勝 - 0敗) チェコ
- 最多打点:Jakub HAJNY (8打点 - 22 打席数 - 2 四球) チェコ
- 最多ホームラン:Jakub HAJNY (3本塁打) チェコ
- 最多盗塁数:ルシアーノ・ビオンディ(6盗塁数)アルゼンチン
- 最多得点:アラン・ピーカー(8得点)アルゼンチン