【台湾・台北】台北ドームで開催された第30回BFAアジア野球選手権大会の決勝戦で、日本はチャイニーズ・タイペイを1-0で破り、大会史上20回目、過去9回で7度目の優勝を決めた。
日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の3カ国は、開催国の中国に加え、来年紹興で開催される第5回WBSC U-23野球ワールドカップにアジア代表として出場する。
日本は無敗で決勝に進出し、スーパーラウンドでチャイニーズ・タイペイを延長戦の末に1-0で下した。日本は加藤三範が先発し、4回を無失点に抑えた。一方、チャイニーズ・タイペイの監督は、韓国との開幕戦を制したエース、Jo-Hsi Hsuにボールを託した。
加藤は6回を5安打4奪三振で無失点に抑えると、Jo-Hsi Hsuは5回8奪三振で4安打に抑えた。チャイニーズ・タイペイは3回にエラーで出塁を許すと、日本はこのエラーを生かし、この夜唯一の1点を挙げた。
日本のブルペン陣は、チャイニーズ・タイペイ打線をうまく封じて1点のリードを保ち、3イニングをわずか2安打に抑えた。チャイニーズ・タイペイは9回表にチャンスを作ったが、日本がダブルプレーを決め、クローザーの嘉陽宗一郎がSheng-Ping Chenを三振に仕留めて試合が終了した。
3位決定戦 韓国がフィリピンを下す
3位決定戦では、韓国の先発投手Donghyeok Kimがフィリピンを5回4奪三振でノーヒットに抑え、さらにブルペン陣も4回を無失点に抑えた。
フィリピンの先発投手Romeo Jasmin Jr. は、最初の6イニングで2失点しか与えず、チームをゲームにとどめた。
7回、韓国は5安打と3四球で5点を奪い、7-0でアジア野球選手権史上9度目の銅メダルを獲得した。フィリピンは2017年以来の4位にランクインした。
- 日本
- 中華台北
- 韓国
- フィリピン
- パキスタン
- 香港(中国
- パレスチナ
- タイ
個人賞
- 最優秀打者 Tsz Yin We(香港、中国)
- 最優秀ERA Steven Mufareh(パレスチナ)
- 最優秀勝率 Steven Mufareh(パレスチナ)
- 最多RBI 向山基生(日本)
- 最多HR Joseph Matthew Daru(タイ)
- 最多盗塁 Junjae Jeong(韓国)
- 最多打点 矢野幸耶(日本)
- 最優秀守備選手 Ching-Kai Lin(チャイニーズ・タイペイ)
- MVP:向山基生(日本)
ベストナイン
- 最優秀先発投手 嘉陽宗一郎(日本)
- 最優秀救援投手 Byeonghyeon Jo(韓国)
- 捕手 Mark Steven Manaig(フィリピン)
- 一塁手 Namoh Iyang(チャイニーズ・タイペイ)
- 二塁手:矢野幸耶(日本)
- 三塁手: Ji-Hong Liu(チャイニーズ・タイペイ)
- ショート: Chen-Fei Lin(チャイニーズ・タイペイ)
- 外野手: Hsiao-Yun Chen (チャイニーズ・タイペイ)、Hsiao-Yun Chen (フィリピン)、向山基生(日本)
- 指名打者: Beomseok Kim(韓国)
第5回WBSC U-23 野球ワールドカップ予選出場チーム
アフリカ(1): アフリカ予選は2024年2月21~27日の予定
アジア(3): 日本(世界1位)、韓国(4位)、チャイニーズ・タイペイ(5位)
アメリカ大陸(4): ベネズエラ(6位)、プエルトリコ(12位)、コロンビア(13位)、ニカラグア(20位)
ヨーロッパ(2): オランダ(7位)、イギリス(18位)
オセアニア(1): オーストラリア(11位)
ワイルドカード(1): 中国(24位)
世界ランキング1位の日本はU-23世界王者。