03/03/2023 1 記事を読む目安時間

神宮球場取り壊し 東京で反対運動

神宮球場は1926年に開場し、1964年の東京オリンピックでは、米国の大学チームと日本のアマチュア選抜チームとの間で野球の模擬試合が行われた。

日本で2番目に古い野球場である神宮球場が取り壊される可能性があるというニュースを受けて、東京で反対運動が行われていると報じられた。

日本プロ野球(NPB)のヤクルトスワローズの本拠地であり、隣接する秩父宮ラグビー場は、2036年までに取り壊されると報じられている。歴史ある神宮球場のある東京・新宿の緑あふれる地区、明治神宮外苑は、新しい商業施設を作るために再開発される予定だ。

ジャパンタイムズによると、この建設工事によって、近くにある樹齢100年のイチョウ並木が損なわれることが懸念されているという。また、毎日新聞は、反対運動グループは、歴史的重要性を理由に2つのスタジアムの取り壊しに抗議していると報じている。

ブルームバーグ・ニュースは、「このプロジェクトに対する反対は、ここ数十年の東京の再開発に対する懸念を反映している」と書き、開発者が「地元住民との協議が不十分だった」と非難していることを付け加えた。

37,993席の神宮球場は、1926年にオープン。1924年に開場した兵庫県の甲子園球場に次いで、日本で2番目に古い野球場である。

神宮球場は、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、レフティ・ゴメス、コニー・マック、ジミー・フォックス(フォックスは自分のカメラでこのツアーを記録に残した)などがプレーした球場のひとつ。1934年のメジャーリーグ(MLB)のアジアツアーでは、日本での18試合のほか、中国の上海、フィリピンのマニラでも行われた。

神宮球場では、1964年の東京オリンピックで、アメリカの大学チームと日本のアマチュア選抜チームが対戦した模擬試合が行われた場所。