CPBLの蔡其昌新会長がリーグ拡大、東京オリンピック予選に向け代表チーム強化
19/01/2021 1 記事を読む目安時間

CPBLの蔡其昌新会長がリーグ拡大、東京オリンピック予選に向け代表チーム強化

ソフトボールファンでもある蔡其昌会長はリーグを拡大し、CTBAと共に来たる東京オリンピック最終予選のための「最強のチーム」づくりを目指す。

【台湾・台北】中華職業棒球大連盟(CPBL)の理事会と各球団は今日満場一致で蔡其昌(さいきしょう)立法院副院(写真右)を台湾トップリーグの第11代会長に迎えた。式典にはウィリアム・ライ副会長、台湾オリンピック委員会のHong-Dow Lin会長と中華民国野球協会(CTBA)のJefferey Koo Jr会長も出席した。

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリッカルド・フラッカーリ会長は蔡会長の就任を祝った。「熱心な野球ファンでもある蔡其昌会長の政治経験やビジネス経験はかけがえのない貴重な価値があり、前任の呉CPBL会長の後を引き継いで台湾でのリーグ成長と競技地位向上に貢献してくださるでしょう。」と期待した。

蔡其昌会長はCPBL会長として三つの優先事項を提示した。「まず台湾でのプロ野球の経済的スケールの拡大です。そして台湾野球の二つの組織の統合も目指します。また両組織にとって明確かつ合理的となるよう、現在CPBLの規約修正を指示しています。」

蔡其昌会長はまたリーグ拡大と6チーム目の球団参入についても言及した。

またCPBLはCTBAと全球団とともに来たる東京2020オリンピックWBSC野球最終予選に向けて「最強のチーム」づくりをすると述べた。

台中出身の蔡其昌会長(51)は大学で歴史を学び、90年代には台中郡の政府民政局の公務員を務めていた。

「気を引き締めて明日より取り組み始めます。」と蔡其昌会長は意気込みを語った。

彼の政治的な豊富な経験に加え、蔡其昌会長は熱心な野球ソフトボールファンとしても知られており、特にソフトボールの設立や発展に尽力してきた。蔡其昌会長は台中ソフトボール委員会の初代会長を務め、また2016年には台湾プロ女子ソフトボールリーグ発足の共同設立者の一人であった。

CPBLはWBSCの準会員。


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